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米国株が急落、貿易・利回り懸念で-国債は高い

更新日時
  • ダウ平均が800ドル近い下げ、貿易関連や金融銘柄が売られる
  • 米国債イールドカーブがフラット化、30年債利回りは一時12bp低下
First Day Of 2016 Trading Inside Frankfurt Stock Exchange

Photographer: Martin Leissl / Bloomberg

First Day Of 2016 Trading Inside Frankfurt Stock Exchange

Photographer: Martin Leissl / Bloomberg

4日の米株式相場は大幅反落。懸念材料が重なり、それまでの高リスク資産の値上がりが帳消しとなった。ダウ工業株30種平均は800ドル近い下げ。一方で米国債は大幅高。長期物に旺盛な需要があり、イールドカーブ(利回り曲線)はブルフラット化した。

  • 米国株は大幅反落、前日の楽観吹き飛ぶ-貿易関連や金融銘柄が安い
  • 米国債は長期債中心に上昇、10年債利回り2.91%に低下
  • NY原油は小幅続伸、サウジ石油相の発言で荒い値動き
  • NY金先物は続伸、1オンス=1246.60ドル-ドル下落が背景
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      週末の米中首脳会談で通商問題に関して具体的な進展はなかったとの見方が広がり、貿易関連の銘柄が売りを浴びた。イールドカーブのフラット化が続き、米金融当局者からタカ派的発言が出たことから、金融株も大きく下げた。

      S&P500種株価指数は前日比3.2%下げて2700.06で終了。ダウ平均は799.36ドル(3.1%)安の25027.07ドル、ナスダック総合指数は3.8%低下で終えた。ニューヨーク時間午後4時51分現在、米10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して2.91%。

      ニューヨーク原油相場は小幅高。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国で構成する「OPECプラス」による減産の可能性が疑問視され、荒い値動きだった。サウジアラビアの石油担当相はインタビューで、減産を進めるためにはOPECプラスの全ての国が足並みをそろえる必要があると警戒感を示した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は30セント(0.6%)高の1バレル=53.25ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は39セント高の62.08ドルで終えた。

      ニューヨーク金先物相場は続伸。キトコ・メタルズのアナリスト、ジム・ウィコフ氏は顧客向けリポートで、金相場は「ドル指数の下落」に支えられていると指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.6%高の1オンス=1246.60ドルで終えた。

    Volumes surge as S&P 500 falls below 200-day moving average

      ロバート・W・ベアードのマネジングディレクター、マイケル・アントネリ氏は「市場は、理由はどうあれG20で進展があったと考えたが、それがどうも怪しいことが判明し、だまされた気分になった」と説明。「そして英国の欧州連合(EU)離脱を巡る悪いニュースが相次ぎ、ウィリアムズ(ニューヨーク連銀)総裁はタカ派的な論調を強め、イールドカーブが押しつぶされるような動きを見せたため、市場は一気に反応した」と語った。

      この日はスクエアや、バンク・オブ・アメリカなどの銀行株、UPSやフェデックスなど輸送関連株の下げが目立った。

      米国債市場では30年債利回りが一時12bp余り低下する場面があった。2年債と10年債の利回りスプレッドは、9.2bpにまで縮小した。

    原題:U.S. Stocks Battered by Trade, Yield Concerns: Markets Wrap(抜粋)
    Treasuries Rally Hard, Curve Flattens as Long-End Yields Plunge
    Oil Edges Up After Saudi Dithering on Cuts Sends Prices Swinging
    PRECIOUS: Palladium Sets Fresh Record as Metal Clashes With Gold

    (第6段落以降を追加し、更新します.)
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