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来年は現金保有を、リスク調整後リターンで株式上回る

  • 企業利益の伸び減速やマクロ経済リスクの高まりが株式圧迫と予想
  • 米国でのキャッシュ保有、オーバーウエートに-19年の投資戦略
A JPMorgan Chase & Co. Bank Branch Ahead Of Earnings Figures
Photographer: Christopher Lee/Bloomberg
A JPMorgan Chase & Co. Bank Branch Ahead Of Earnings Figures
Photographer: Christopher Lee/Bloomberg

現金は投資資金の安全な保有形態であるばかりか、リスク調整後のリターンで今や株式を上回ると、 JPモルガン・アセット・マネジメントが指摘した。

  2600億ドル(約29兆3100億円)を運用する同社のマルチアセット戦略チームは、2019年の投資戦略で米国でのキャッシュ保有をオーバーウエートに引き上げた。同チームによると、投資家は過去10年で初めて、ボラティリティー調整後でS&P500種株価指数をはるかに超えるリターンを、安全で流動性の高い証券で得ることができる。

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  JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル・マルチアセット戦略責任者、ジョン・ビルトン氏が率いるチームは「企業利益の伸びが減速し、マクロ経済のリスクが高まる環境」が株式を圧迫すると予想。これに備えて、ポートフォリオのリスク削減を進めていると説明した。

  同チームの見方が正しければ、今年と同様、退屈なポートフォリオを組むことこそ来年に成功する鍵となる可能性がある。ブルームバーグがまとめたデータによると、世界の大規模な資産クラスの中でリスク調整後のリターンが今年最も高いのは、米財務省短期証券(Tビル)になる見通しだ。

原題:JPMorgan Asset Says Cash Better Than Stocks First Time in Decade(抜粋)

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