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12月4日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが下げ埋める、株価急落で-円は逃避需要で高い

  4日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが一時の下げを埋める展開。一部米国債での逆イールド発生や、米中間の貿易交渉で目立った進展はなかったとの見方を受けて株価が急落したことが手掛かり。

  ブルームバーグのドル指数は一時、0.6%下げ、11月8日以来の低水準を付けた。ドルは主要10通貨に対して高安まちまち。一方で円は逃避需要から買われ、上昇率トップとなった。

  トランプ米大統領は中国が米国製自動車に対する関税の引き下げ、撤廃で合意したと2日前にツイッターで表明。これに対しクドロー氏はこの日、合意は「近づいている。問題ない」と発言。「署名や正式な手続きはまだだ」と述べた。

  ニューヨーク時間午後4時半現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比変わらず。円は対ドルで0.8%高の1ドル=112円79銭。一時112円58銭を付けた。ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.1341ドル。

  米国債市場では今週、一部のスプレッドで逆イールドが発生した。長短利回りが逆転する逆イールドは2007年以降で初めて。

欧州時間の取引

  欧州時間にはブルームバーグのドル指数が約1カ月ぶりの低水準に下げた。米国債の一部が逆イールドとなったことが手掛かり。

原題:Dollar Claws Back Losses as U.S. Equities Plunge: Inside G-10(抜粋)
Dollar Drops on Yield Inversion, Pound Rebounds: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が急落、貿易・利回り懸念で-国債急伸  

  4日の米株式相場は大幅反落。懸念材料が重なり、それまでの高リスク資産の値上がりが帳消しとなった。ダウ工業株30種平均は800ドル近い下げ。一方で米国債は大幅高。長期物に旺盛な需要があり、イールドカーブ(利回り曲線)はブルフラット化した。

  • 米国株は大幅反落、前日の楽観吹き飛ぶ-貿易関連や金融銘柄が安い
  • 米国債は長期債中心に上昇、10年債利回り2.91%に低下
  • NY原油は小幅続伸、サウジ石油相の発言で荒い値動き
  • NY金先物は続伸、1オンス=1246.60ドル-ドル下落が背景
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      週末の米中首脳会談で通商問題に関して具体的な進展はなかったとの見方が広がり、貿易関連の銘柄が売りを浴びた。イールドカーブのフラット化が続き、米金融当局者からタカ派的発言が出たことから、金融株も大きく下げた。

      S&P500種株価指数は前日比3.2%下げて2700.06で終了。ダウ平均は799.36ドル(3.1%)安の25027.07ドル、ナスダック総合指数は3.8%低下で終えた。ニューヨーク時間午後4時51分現在、米10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して2.91%。

      ニューヨーク原油相場は小幅高。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国で構成する「OPECプラス」による減産の可能性が疑問視され、荒い値動きだった。サウジアラビアの石油担当相はインタビューで、減産を進めるためにはOPECプラスの全ての国が足並みをそろえる必要があると警戒感を示した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は30セント(0.6%)高の1バレル=53.25ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は39セント高の62.08ドルで終えた。

      ニューヨーク金先物相場は続伸。キトコ・メタルズのアナリスト、ジム・ウィコフ氏は顧客向けリポートで、金相場は「ドル指数の下落」に支えられていると指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.6%高の1オンス=1246.60ドルで終えた。

      ロバート・W・ベアードのマネジングディレクター、マイケル・アントネリ氏は「市場は、理由はどうあれG20で進展があったと考えたが、それがどうも怪しいことが判明し、だまされた気分になった」と説明。「そして英国の欧州連合(EU)離脱を巡る悪いニュースが相次ぎ、ウィリアムズ(ニューヨーク連銀)総裁はタカ派的な論調を強め、イールドカーブが押しつぶされるような動きを見せたため、市場は一気に反応した」と語った。

      この日はスクエアや、バンク・オブ・アメリカなどの銀行株、UPSやフェデックスなど輸送関連株の下げが目立った。

      米国債市場では30年債利回りが一時12bp余り低下する場面があった。2年債と10年債の利回りスプレッドは、9.2bpにまで縮小した。

    原題:U.S. Stocks Battered by Trade, Yield Concerns: Markets Wrap(抜粋)
    Treasuries Rally Hard, Curve Flattens as Long-End Yields Plunge
    Oil Edges Up After Saudi Dithering on Cuts Sends Prices Swinging
    PRECIOUS: Palladium Sets Fresh Record as Metal Clashes With Gold

    ◎欧州債:ドイツ債中心に上昇、イタリア債はほぼ変わらず

      4日の欧州債市場ではドイツ債を中心に上昇。欧州株は下落した。イタリア債はほぼ変わらずだった。

    • この日のイタリア債は不安定な値動きだった。サルビーニ副首相が財政赤字の2%目標はただの数字にすぎないとして政府の予算案を擁護したと同国のテレビ局TG LA7が伝えた後で、下げ幅は縮小した
    • 英10年債は上昇。5年債の入札後は一時下げた場面もあった
    • ドイツ10年債利回りは4bp低下して0.27%と5月以来の低水準。フランス10年債利回りは2bp低下の0.68%、イタリア10年債利回りは1bp上げて3.15%
    • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

    原題:Italian Bonds Steady, Bunds Lead EGB Gains; End-of-Day Curves(抜粋)

    (NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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