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ドル・円が約1週間ぶり安値、米金利低下や日本株安で113円前半

更新日時
  • 米10年債利回りは約3カ月ぶり低水準-昨年11月以来の200日線割れ
  • 113円しっかり割れてくると雰囲気悪くなりそう-三菱UFJ信託銀

東京外国為替市場ではドル・円相場が約1週間ぶり安値へ下落。米中首脳会談後の楽観ムードが弱まり、来年の米利上げペース鈍化の可能性が改めて意識される中、米債利回り低下や株価下落を背景にドル売り・円買いが強まった。

  • 4日午後3時27分現在のドル・円は前日比0.5%安の1ドル=113円07銭。日中高値の113円66銭から113円05銭と11月26日以来の水準までドル安・円高が進行
  • ドルは主要通貨全てに対して下落。円はほぼ全面高
米金利低下でドル安圧力

市場関係者の見方

三菱UFJ信託銀行資金為替部為替課の池島俊太郎課長

  • 日本株安や米金利低下の中で、米中首脳会談を受けてクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)を買った人や先週末前にドル・円をロングにした人などの利益確定が優勢なのではないか
  • ドル・円は113円をしっかり割れてくると少し雰囲気が悪くなりそう

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト

  • 米金利はまだ先週のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長発言の消化が済んでいないということだろう
  • 12月の利上げプラスアルファぐらいはありそうなので、米金利はどんどん下がる感じでもない。ただ、金利市場の調整が進まないとなかなかドルも買えない
  • ニューヨーク連銀総裁があまり悲観的なことを言わなければ、米金利が多少戻して、ドル・円も113円が底堅い感じになるのではないか

背景

  • 米10年債利回りは時間外取引で昨年11月以来の200日移動平均線割れ。先物にまとまった買いが入り、一時3.4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.935%
  • 日本株は8営業日ぶりに反落。日経平均株価は午後に500円超まで下げ幅拡大
  • 3日にはクラリダFRB副議長がディスインフレにリスクが傾いていると指摘。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は過度な利上げはリセッションを引き起こす恐れがあると発言
  • この日は米国時間にニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が会見する予定
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