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ルノーの出方に注目、日産が後任の会長候補を協議へ-きょう初会合

  • 後任の会長候補には西川社長のほか、取締役の志賀氏の名前も
  • 西川社長が兼務ならルノーとの関係見直し加速か
Signage is displayed at the Nissan Motor Co. Nissan Crossing showroom.

Signage is displayed at the Nissan Motor Co. Nissan Crossing showroom.

Photographer: Kentaro Takahashi/Bloomberg
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Photographer: Kentaro Takahashi/Bloomberg

日産自動車は4日、逮捕されたカルロス・ゴーン容疑者の後任会長の候補を選ぶための初めての協議を行う。協議は3人の社外取締役が行い、大株主であるフランスのルノーがどのような意向を示すのかに注目が集まる。

Nissan Headquarters as CEO Saikawa Addresses Employees in Internal Meeting

日産本社(横浜市)

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  この日の協議は日産の社外取締役を務めるレーサーの井原慶子氏、経済産業省出身の豊田正和氏、仏ルノー出身のジャンバプティステ・ドゥザン氏の3人が出席する。関係者によると、西川広人社長が会長職を兼務することが有力だが、最高執行責任者(COO)や副会長を歴任した志賀俊之氏の取締役の名前も上がる。きょうの協議で意見がまとまらなければ再び協議を行う可能性もある。
  

日産の取締役会メンバー(敬称略)
西川広人            代表取締役社長兼CEO
坂本秀行            取締役副社長
志賀俊之            取締役(前副会長)
ベルナール・レイ             取締役(ルノー出身)
ジャンバプティステ・ドゥザン  社外取締役(ルノー出身)
井原慶子            社外取締役(レーサー)
豊田正和            社外取締役(経産省出身)
カルロス・ゴーン        取締役(勾留中)
グレッグ・ケリー        取締役(勾留中) 

  ゴーン容疑者が日産の会長職を解任された11月22日の取締役会では、後任の会長は決めず、3人の社外取締役からなる委員会を設置して、現取締役の中から候補を選ぶとしていた。17日に開催予定の取締役会で会長候補を提案する方針だ。

  関係者によると、日産はルノー出身者が後任の会長候補に就任するべきとするルノーの提案を拒否していたことも明らかになっており、ドゥザン氏の意見にも注目が集まる。

  ゴーン容疑者が逮捕された19日の会見で、西川社長は「将来に向けては、より持続可能な形を目指すという意味で、パートナー企業とよい見直しの機会になる」と述べており、西川社長が会長を兼務することになれば、同氏主導による経営体制が明確となりルノーとの関係見直しを推進する可能性がある。

  また、別の関係者によると、東京地検はゴーン容疑者と前代表取締役のグレック・ケリー容疑者をともに再逮捕する方針だ。11月19日に逮捕されたゴーン容疑者の勾留期限は12月10日まで延長されたが、検察側は取り調べにはさらに時間が必要とみているもようだ。

  4日付の産経新聞によると、東京地検はゴーン、ケリーの両容疑者が逮捕容疑である役員報酬の過少記載が10年度ー14年度分の約50億円とは別に15年度ー17年度の直近の3年分でも報酬を約40億円過小に記載した疑いがあるとして、両容疑者を再逮捕する方針を固めたと報じた。

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