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ヘッジファンド、不振の口実失う-ボラティリティー回復も成績さえず

  • 今年の成績は2011年以来の最悪へと向かっている
  • 閉鎖と手数料引き下げの圧力は増すばかりだろうーソー氏

ディーパック・グラティ氏が輝くはずの瞬間だった。ヘッジファンド運用者の同氏は市場にボラティリティーが戻るのを待っていた。そうすれば、何年もの静かな市場のせいで生じた損失を取り返せると考えていた。ところが、最近の相場乱高下にもかかわらず、同氏のファンドは1-10月に利益を上げられていない。

  相場の大きな変動と強気相場への陰り、金利上昇はヘッジファンド業界がさえない成績から脱するのに必要な秘薬だと考えられていた。しかし先月の相場急落ではヘッジファンドも打撃を被り、今年の成績は2011年以来の最悪へと向かっている。

  ヘッジファンドに投資するGAMホールディングのポートフォリオマネジャー、アービン・ソー氏(ニューヨーク在勤)は「利益を上げるべき局面だった」とし、「おおざっぱに言えば、ヘッジファンドというのは不透明な時期に成果を上げ、混乱から利益を得る戦略だ。今年はそういう条件が十分にそろっていた」と指摘した。

  15年にわたって顧客資金をヘッジファンドに投資してきたソー氏は、今年の業界パフォーマンスを踏まえ、ファンド閉鎖と手数料引き下げの圧力は増すばかりだろうと予言した。

Hedge fund returns have faltered in the bull market

原題:Hedge Funds Exposed: Volatility Is Only Making Matters Worse(抜粋)

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