コンテンツにスキップする

日本株は大幅反落、米中貿易問題への楽観論が後退ー全業種安い

更新日時
  • ヘッジファンド系の先物の利益確定売りに押されるー三菱モルガン
  • 株価指数は10月25日以来の下げ、円は1ドル=113円05銭まで上昇
Japan Stock Boards As Asia Markets Plunge After U.S. Stocks Fall Most in More Than Six Years
Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg
Japan Stock Boards As Asia Markets Plunge After U.S. Stocks Fall Most in More Than Six Years
Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg

4日の東京株式相場は8営業日ぶりに反落し、TOPIXと日経平均株価は10月25日以来の大幅安。米中貿易対立の一時休戦を受けて前日に上昇した反動が警戒される中、海外ヘッジファンド系とみられる売りが相場を下押しした。為替相場の円高推移もあり東証1部33業種は全て下落。

  • TOPIXの終値は前日比39.85ポイント(2.4%)安の1649.20
  • 日経平均株価は同538円71銭(2.4%)安の2万2036円05銭

  クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は3日、中国による知的財産権の侵害をやめさせることで米中両国は合意に「かなり近づいている」と述べた。ただ、具体的にどのような進展があったかは明らかにしなかった。為替市場でドル・円相場は1ドル=113円05銭まで円が上昇した。
クドロー氏の記事はこちらをご覧ください

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長は「米中首脳会談を通過し、イベントドリブンで買いで成功したヘッジファンド系の利益確定売りに押されている」との見方を示した。米中通商協議に対しては「当初の楽観的な見方から、知的財産権や技術移転の問題など根深く、冷静にみて時間がかかる」とし、米国は90日間で合意できなければ対中製品の関税率を25%に引き上げると宣言しており「警戒は続く」とみている。

  きょうの日本株は小幅安で取引を開始した後、先物主導で下げを拡大する展開となった。貿易問題が解決していないにも関わらず株価が予想以上に上昇したため戻り売りをしたい向きが多く、パッシブ投資家などリアルマネーにヘッジファンドの売りが重なったとの見方があった。アジア時間4日の米S&P500種株価指数のEミニ先物は一時0.8%安、米10年債利回りは同2.935%まで低下した。

10月25日以来の大幅安
  • 東証1部33業種は円高が重しとなった電機や機械など輸出関連、米長期金利の低下で利ざや改善期待が後退した銀行などがTOPIXの下落寄与度上位
  • 東証1部の売買代金は2兆7343億円
  • 値上がり銘柄数は125、値下がりは1960
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE