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米国株は続伸、貿易楽観で-利回り曲線フラットに

更新日時
  • 原油は6月以来の大幅高、サウジとロシアの協力確認や米中休戦で
  • 米3年債と5年債の利回りスプレッド、マイナスに転じる
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York.

Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

3日の米株式相場は続伸。米国と中国が貿易戦争の休戦を表明したのが手掛かり。原油相場は大幅に反発した。米国債のイールドカーブ(利回り曲線)はフラット化し、一部ではここ10年余りで初めての長短金利の逆転が起きた。

  • 米国株は続伸、米中貿易戦争の休戦を好感
  • 米国債は長期債が上昇、10年債利回り2.98%-長短金利逆転も
  • NY原油は6月以来の大幅高、サウジ・ロシア合意と米中休戦で 
  • NY金先物は反発、米中休戦好感し7月以来の高値
  •   S&P500種株価指数は前週の上昇基調を受け継いだ。追加関税の発動を保留し、貿易交渉に力を入れることで米中首脳が合意したことを受けた。米国債市場では、3年債と5年債の利回りスプレッドがマイナスに転じた。

      S&P500種は前週末比1.1%上げて2790.37で終了。ダウ工業株30種平均は287.97ドル(1.1%)高の25826.43ドルで終えた。ナスダック総合指数は1.5%上昇。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.97%。

      ニューヨーク原油相場は反発。ロシアとサウジアラビアの協力確認や、米中貿易摩擦の激化回避が追い風となり、6月以来の大幅上昇を記録した。ただ、ロシアとサウジは減産の負担配分で合意できていないとの関係者の話が伝わったことで、上げ幅をやや縮小した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は2.02ドル(4%)高の1バレル=52.95ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は前日比3.8%高の61.69ドルで終えた。

      ニューヨーク金先物相場は反発。米中首脳が貿易戦争の休戦で合意し、見通しが改善した。ドルの下落も背景。ゴールドマン・サックスはリポートで、今回の合意で「全ての貿易問題が解決されるわけではないが、市場に一時的な安心感をもたらすには十分だ」と指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は1.1%高の1オンス=1239.60ドルで終えた。終値ベースでは7月以来の高値。

      S&P500の業種別指数ではエネルギーが最も大幅上昇。エクソンモービルやハリバートンなどが上げを主導した。一方、ペプシコとコカ・コーラは下げ、生活必需品株の重しとなった。

      ニューブリッジ・セキュリティーズのチーフマーケットストラテジスト、ドナルド・セルキン氏は、「株式の非常に良い反応は、関税合戦がエスカレートするとの懸念が当面は後退したことを意味する。一方で、現在の楽観に水を差しかねない問題も存在する」と指摘した。

    原題:Stocks Rally on Trade Optimism; Curve Flattens: Markets Wrap(抜粋)
    Treasuries Pare Gap Lower; Yield Curve Flattens Aggressively
    Oil Jumps Most Since June on Saudi-Russian Pact, Trade War Truce
    Metals and Miners Surge as Trump-Xi Trade Deal Brings Relief

    (第6段落以降を追加し、更新します.)
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