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超長期債が上昇、米長期金利低下に株大幅安・円高が拍車

更新日時
  • 新発20年債、30年債、40年債の利回りはともに4カ月ぶり低水準
  • 高値警戒感あるが海外金利が上がらないと売りにくい-メリル日本証

債券相場では超長期ゾーンを中心に上昇。新発20年、30年、40年債利回りは4カ月ぶりの低水準を付けた。海外市場で米長期金利が低下した流れを引き継いで買いが先行し、国内株安や円高進行、10年国債入札を無事に通過した安心感から、午後には金利低下が一段と進んだ。

  • 長期国債先物12月物は前日比22銭高の151円48銭で終了
  • 10年物352回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より1ベーシスポイント(bp)低い0.07%と、新発債として8月1日以来の水準

  先物は取引終了にかけて一段高となり、一時は151円50銭と中心限月の日中取引ベースで昨年9月以来の高値を付けた。

市場関係者の見方

メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 債券先物の相場は突っ走っている印象があり、全般的に高値警戒感はあるものの、海外金利が上がらないと円債は売りにくい
  • 10年債は先物やスワップ対比ではまだ割安なので、海外勢などの買いが入る余地があり、放っておくと金利は下がりやすい
  • 日銀は5日の国債買い入れオペで残存期間10年超25年以下を2000億円、25年超は500億円と通知か。今月下旬に減額に動くかもしれない

10年債入札

  • 最低落札価格は100円22銭と市場予想を1銭下回る
  • 応札倍率は3.82倍に低下、テールは3銭にやや拡大
  • メリル日本証の大崎氏
    • 入札結果は予想をやや下回ったが、金利が下がっていた割には流れずに済んだ
  • 過去の10年債入札の結果一覧

背景

  • 日経平均株価は500円超の下げ、前日比2.4%安の2万2036円05銭で引け
  • 円相場は一時1ドル=113円ちょうどに迫り、11月26日以来の円高・ドル安水準に
  • 3日の米10年国債利回りは2bp低い2.97%程度。この日の時間外取引は2.93%台に低下も

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.135%-0.115%0.070%0.560%0.780%0.935%
前週末比 横ばい-0.5bp-1.0bp-2.5bp-3.0bp-3.0bp
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