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米金融当局が利上げ軌道見直しなら金相場は19年に大幅高へ

  • ドルが下押し圧力に直面すれば金相場は「高騰」-スプロット
  • ゴールドマン、金のロングを推奨-来年の商品市場有望取引の一つ
Gold and Silver Casting at the Perth Mint
Photographer: Carla Gottgens/Bloomberg
Gold and Silver Casting at the Perth Mint
Photographer: Carla Gottgens/Bloomberg

米金融当局が2019年に利上げの停止ボタンを押すとの臆測が高まる中、金相場が高騰する可能性がある。

  15年遅くに利上げに着手した米金融当局は1年後に追加利上げし、それ以降、政策金利を着実に引き上げており、今月もそれを踏襲すると広く予想されている。しかし、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が11月28日、政策金利はいわゆる中立水準を「わずかに下回る」と述べたことから、以前よりもソフトなスタンスと市場に受け止められ、12月以降の金利の方向性に不透明感が浮上している。

  スプロットの米部門のシニアマネーマネジャー、トレイ・レイク氏は「ある時点でパウエル議長が尻込みせざるを得なくなるのはかなり明白だ。米利上げは終了かもしれないとのコンセンサスに至れば、ドルは厳しい圧力にさらされる可能性があり、金相場は高騰するだろう」と予想した。

Doubts over Fed's interest rate stance could affect gold

  金相場はドル高や金利上昇を受けて4-6月(第2四半期)と7-9月(第3四半期)に低迷したものの、ここにきて19年の金融引き締めの道筋を巡る不透明感の高まりを背景に、相場の流れは変化しつつあるかもしれない。金相場のさらなる上昇を促す要因としては、上場投資信託(ETF)の着実な保有増加と大手銀行からの信任票などがある。

  ゴールドマン・サックス・グループは来年に向けて金相場でのロングポジションを推奨。「米国の景気が来年、予想通り減速すれば、金は需要増加から恩恵を受ける」とジェフリー・カリー氏らアナリストは11月26日付のリポートで指摘し、商品市場の取引アイデアのベスト10の一つとして金を支持した。

原題:As Fed Rethinks Path for Rates, Gold’s Poised to Jump in ‘19 (1)(抜粋)

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