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ドル・円小反落、米中通商懸念後退で買い先行も上値重いー113円半ば

更新日時
  • 午前に113円85銭まで上昇後、午後に113円44銭まで下落
  • 米中会談好感も上値重く見切り売りが優勢に-CIBC

東京外国為替市場でドル・円相場は小反落。米中首脳会談で米国の対中関税引き上げが見送られたことを受け朝方はリスク選好のドル買い・円売りが先行したが、来年の米利上げペース鈍化観測などを背景に、上値が重く伸び悩んだ。

  • 3日午後3時33分現在のドル・円は前週末比0.1%安の1ドル=113円51銭
  • ユーロ・ドル相場は0.5%高の1ユーロ=1.1368ドル、ユーロ・円は0.5%高の1ユーロ=129円02銭。一時129円38銭と11月9日以来のユーロ高・円安水準
  • ドル・オフショア人民元相場は一時1ドル=6.8903元と11月5日以来の元高・ドル安水準

市場関係者の見方

CIBC証券金融商品部の春木康部長

  • ドル・円の小反落は米中首脳会談を好感しても上値が伸びなかったことから、114円台での売りを見込んでいた国内の実需勢などから見切り売りが出ているのではないか
  • 米中会談は好感されつつも、簡単に交渉が進むものではないことも改めて確認されたこともある

ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長

  • 米中首脳会談で貿易問題の緊張が緩和されリスクオン。ポジティブな会談結果を受けて114円台を試す展開だが上値が重たい気もする
  • 市場で2-3回との見方だった来年の米利上げ回数が1-2回に調整している。パウエルFRB議長の議会証言や米雇用統計・非農業部門雇用者数に注目
  • ユーロ・ドル、1.1400ドルに近づけば売りが強まる半面、1.13ドル割れて1.1280ドル近辺では買いが入ると思う
  • イタリア財政問題、英国のEU離脱問題、ECB会合など難しい問題が多過ぎる

背景

  • 米中首脳が追加関税見送り合意-知財権侵害で協議開始
  • リスク選好回復、豪ドルや人民元が上昇-米中休戦を好感
  • トランプ大統領と習主席の休戦、米中間の溝はほとんど埋まらず
  • 日経平均株価は大幅続伸、前週末比223円70銭(1%)高の2万2574円76銭で取引を終了
  • 中国上海総合指数は一時3%高の2665.30まで上昇し11月20日以来の高値。米国株先物も大幅上昇
  • 米長期金利は時間外取引で一時6ベーシスポイント(bp)高の3.05%程度に上昇
    ドル・円相場の推移
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