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スペイン・アンダルシア州議会選:極右が躍進-既成勢力に打撃

  • 極右政党ボックスが国民党の支持層を切り崩し12議席獲得
  • 社会労働党と国民党はともに議席を減らした

2日投開票のスペイン・アンダルシア自治州議会選では、政治エスタブリッシュメント(既成勢力)が新たな打撃を受けた。極右政党ボックスが中道右派の国民党(PP)の支持層の一角を切り崩し、同州議会(109議席)で初の議席を獲得した。

Germany's Chancellor Angela Merkel News Conference With Spain's Prime Minister Pedro Sanchez

サンチェス首相

撮影:Krisztian Bocsi / Bloomberg

  ボックスは、サンチェス首相率いる社会労働党(PSOE)が36年間支配してきた同州議会で12議席を獲得。一方、PSOEは2015年の47議席から33議席に減らし、PPは前回の33議席から26議席となった。

  1978年の民主化以来続いていた二党政治が崩れた2016年総選挙から約3年が経過したものの、スペインの政治情勢は一段と混迷の様相を見せている。

  サンチェス首相は19年度予算の議会通過に必要な票数を確保できない場合、来年に早期選挙を実施せざるを得ないとの見解を示している。今年6月に当時のラホイ首相の不信任決議案可決を実現させ、PPを政権の座から引きずり降ろした同首相が自身の歳出法案を議会通過させるためにはカタルーニャとバスク両自治州の分離独立派政党と組む必要がある。

  PSOEはアンダルシア州で与党の座を失う可能性がある。ボックスとPP、中道右派のシウダダノスは合わせて59議席と絶対多数になるためだが、実際に連合を組むかどうかは不透明。

  • PSOEは33議席獲得、得票率28%。15年は47議席獲得
  • PPは26議席獲得、得票率20.8%。15年は33議席
  • シウダダノスは21議席獲得、得票率18.2%。15年は9議席
  • ポデモス(連携政党含む)は17議席獲得、得票率16.2%。別個の2つの党だった15年は20議席
  • ボックスは12議席獲得、得票率10.9%

原題:Spanish Establishment Suffers Another Big Fracture in Andalusia(抜粋)

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