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債券上昇、日銀オペ方針が予想通りで安心感ー中期債需給引き締まりも

更新日時
  • 残存3-5年オペの応札倍率1.63倍と、昨年9月以来の低水準
  • 日銀は長期金利低下を積極的には抑制しないとの思惑ーSMBC日興

債券相場は中長期ゾーンを中心に上昇。日本銀行が先週末夕方に発表した12月の国債買い入れの運営方針がほぼ市場予想通りの内容となったことが、夜間取引に続いて買い材料視された。この日に実施された中期ゾーン対象の日銀オペ結果が需給の引き締まりを示したことも相場を支えた。

  • 長期国債先物12月物は前週末比9銭高の151円26銭で高値引け
  • 新発10年物352回債利回りは、日本相互証券の前週末午後3時の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.08%

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 12月のオペ方針は超長期の回数減のみと予想通り。先物は警戒して売っていた人の買い戻しや、限月交代を控えた動きもあるかもしれない
  • 警戒された残存5-10年オペの変更がなく、日銀は0.1%割れの長期金利低下を積極的に抑える姿勢ではないとの思惑につながった
  • 明日の10年債入札、入札翌日から5-10年オペが3回続くため不安感ない。先物対比で割安で取り組みやすい
  • 一方、超長期ゾーンはリスクオン的な外部環境やオペ回数減がやや重し

日銀オペ

  • この日の買い入れ額は残存1-3年が3500億円、3ー5年は4000億円、1年以下は500億円と、いずれも前回から金額据え置き
  • 応札倍率は1-3年で2.43倍と昨年11月以来、3-5年で1.63倍と昨年9月以来の低水準
  • SMBC日興の竹山氏
    • 5年債入札後3回目のオペで応札倍率1倍台、日銀への売却が手控えられた形
  • 過去の日銀国債買い入れオペの結果

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%-0.110%0.080%0.590%0.810%0.970%
前週末比+0.5bp-0.5bp-0.5bp+0.5bp 横ばい+0.5bp
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