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【引受実績】SMBC日興が首位、11月財投機関債-三菱モル迫る

更新日時
  • 8案件、引受額353億円で今年度初のトップに-SMBC日興
  • 国債先物相場操縦で低迷していた三菱モルガン盛り返す

財投機関債の11月引受額ランキングは、SMBC日興証券が今年度初の首位に立った。都市再生機構を含めて案件数もトップだった。

  ブルームバーグのデータによると11月の財投機関債は12件で1640億円。SMBC日興は都市再生機構や住宅金融支援機構といった8件で主幹事を務め、引受額は353億円だった。今年度はこれまでSMBC日興が月間トップになったことはなかった。6月末に表面化した国債先物相場操縦の影響で低迷していた三菱UFJモルガン・スタンレーが僅差で2位に付けた。

  SMBC日興をめぐっては金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで元社員が逮捕されたことが11月29日分かった。これを受けてJR東日本、東京電力ホールディングス、三菱ケミカルホールディングスとホンダファイナンスが相次ぎ、指名していた社債の主幹事からSMBC日興を外した。三菱モルガンは7月以降の引き受け実績が社債、財投機関債とも影響を受けていた。

  SMBC日興証券広報部の河原﨑航氏は財投機関債の引き受け実績についてコメントを控えた。三菱モルガンの池崎陽大投資銀行本部デット・キャピタル・マーケット部長は、信認を再び得だしているとして「今後も信頼回復に務めて主幹事に選ばれるようにしっかりやっていきたい」と語った。

  財投機関債の今年度累計の引受ランキングは10月までと変らず、みずほ証券が首位になった。7-9月に3カ月連続でトップだったことが奏功した。2011-17年度の引受額首位の三菱モルガンは、相場操縦が響いて5大証券で最下位にとどまる。それでも10、11月とランキングを上げて4位に迫りつつある。

【引き受けランキング】

11月(前月)引受会社引受額(億円)シェア件数
1(2)SMBC日興35324.5%
2(3)三菱モルガン34924.3%
3(4)みずほ証31021.5%
4(1)野村証24316.9%
5(5)大和証18512.9%
4-11月引受会社引受額シェア件数
1(1)みずほ証435223.4%59
2(2)SMBC日興388220.9%59
3(3)野村証374920.1%58
4(4)大和証340418.3%54
5(5)三菱モルガン295515.9%44
6(6)しんきん1580.85%3
7(7)東海東京700.38%2
8(8)ゴールドマン400.21%2
(第4段落にSMBC日興と三菱モルのコメントを追加して更新します.)
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