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ジーユー社長:「デジタルとリアルの組み合わせ追及」、試着専門新店

  • 新店舗で「チャレンジし続けるブランド」のイメージ訴求
  • GU海外展開、まずアジアで足場固め-将来はユニクロ出店国進出も

ファーストリテイリングの低価格カジュアルブランド「GU(ジーユー)」の柚木治社長は30日、試着専門の次世代型店舗の開店について「デジタルとリアルをどう組み合わせていくのが一番いいのかを追求するための突破口」としての狙いがあると話した。

Fast Retailing's Gu Brand Introduces The Gu Style Creator App

柚木社長

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

 

  柚木氏は30日、都内でのブルームバーグのインタビューで試着専門の次世代型店舗の開店は「新しいことにチャレンジし続けているというブランド」というイメージを喚起する狙いがあると話した。同店舗で提供するサービスや新技術は今後顧客からのフィードバックを反映させて徐々に進化させる方針。

  ジーユーが同日に原宿で開店した新店舗では店内に設置された電子パネル上で顧客がアバター(分身となるキャラクター)を作成し、それに服を着せ替えて多様なスタイルを試すことが可能。アバターを専用アプリに保存し、オンラインでの購入時に活用することができる。

  アバターの利用で試着負担を軽減し買い物の利便性を高めることに加え、さまざまなスタイルを簡単に試せることで購買欲を刺激することの二つを実現できると指摘。季節ごとの顧客の嗜好(しこう)データをスピーディーに集め、トレンド感を重視するジーユー・ブランドの商品開発に生かしたい考えだ。

  ジーユーの海外展開については、「まずはアジアでブランドポジションを確立したい」とし、既に展開している台湾、中国、香港、韓国での足場を固める。国内外の両方でジーユーとユニクロの店舗を並べて出店すると売り上げは向上するという。柚木社長は、「ゆくゆくはユニクロが出店している国には出て行って相乗効果を発揮したい」とした。

  JPモルガン証券の村田大郎アナリストは、Fリテイリの強みは「バリューチェーンの全てを自社内で賄っていること」とし、強いブランドと競争力を持つ企業だからこそできることであり、デジタル戦略は大手アパレル製造販売会社の中では最も進んでいると指摘した。  

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