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ドイツ銀、新たな不祥事でボーナスの望みはますます遠く

ウォール街のバンカーたちがボーナスを楽しみにする季節がまたやってきた。ところが、ドイツ銀行では不祥事のあおりでボーナスが目減りする恐れが再び出てきた。

  同行の複数の拠点が29日に警察の捜索を受けた。行員らは窓から警察車両をのぞき見たり、大勢の捜査員がマネーロンダリング(資金洗浄)の証拠を探す様子をテレビで見守ったりするしかなかった。

  ドイツ銀は法的問題を巡るコストが膨らむ中で2016年のボーナスを前年から約8割減らした。昨年は、人材をつなぎ留めるためのボーナスとして約5500人の行員に対し11億ユーロ(約1420億円)余りを割り当てたが、このボーナスは権利が発生するのに最長6年かかる上、その半分は株式で株価が特定の目標水準を下回ると支払われない。

  ドイツ銀の株価は今月、上場来安値を更新。29日も捜索のニュースを受けて下落した。事情に詳しい関係者によると、株価は引き留めボーナスが全額支払われるのに必要な水準の半分以下になっている。

  人材あっせん会社ケネディ・グループのジェーソン・ケネディ最高経営責任者(CEO)は、「行員たちにとっては悪夢のような状況だ」として、ボーナスとして「受け取れる額が目の前でどんどん減っていく」と話した。

Deutsche Bank Headquarters Searched In Panama Papers Probe

ドイツ銀本店前の警察官(11月29日)

写真家:アンドレアス・アーノルド/ブルームバーグ

原題:For Deutsche Bank Bonus, Raid Is ‘Nightmare With Eyes Wide Open’(抜粋)

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