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英オートノミーの創業者を起訴-HP案件絡みの詐欺罪で米当局

  • HPはオートノミー買収関連で88億ドルの評価損を計上
  • オートノミーの元CFOには4月に有罪評決が言い渡された

米検察当局は29日、英ソフトウエア会社オートノミーの創業者であるマイケル・リンチ元最高経営責任者(CEO)を2011年のヒュ ーレット・パッカード(HP)による同社買収に関連した詐欺罪で起訴した。

  検察当局はかなり前からリンチ元CEOを元最高財務責任者(CFO)のサスホバン・フセイン被告の共謀者と位置付けていた。フセイン元CFOは4月、HPによる103億ドル(現在のレートで1兆1680億円)の買収額決定につながった不正会計への関与で有罪の評決を受けている。

Hewlett-Packard Co. Accuse Autonomy Corp. Of Accounting Improprieties

オートノミーのマイケル・リンチ元CEO

撮影:Chris Ratcliffe / Bloomberg

  オートノミーは当時、英ソフトウエア業界2位だった。HPはオートノミーの不正会計を理由に88億ドルの評価損を計上し、米司法省に捜査を求めた。

  起訴状によると、リンチ元CEOは「HPなど潜在的な売却先企業にオートノミーをより魅力的に見せるため」、09年と10年に加え11年の早い時期に虚偽と誤解を招く情報を記載した資料を活用した。元CEOは自分のオートノミー株をHPに売却する際に8億1500万ドルを得たという。

  リンチ元CEOの弁護団は今回の起訴は茶番であり、米当局はリンチ氏をHPの「買収失敗の長い歴史」に対する「スケープゴート」にしようとしていると反論。一方、15年のHP分割で誕生したヒューレット・パッカード・エンタープライズ (HPE)の広報担当者は電子メールで配布した資料で、今回の起訴を高く評価した。

原題:Ex-Autonomy CEO Lynch Charged With Fraud Tied to HP Deal (3)(抜粋)

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