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10月の鉱工業生産、2カ月ぶり上昇-基調判断を上方修正

更新日時
  • 前月比2.9%上昇、市場予想1.2%上昇-指数値105.9は今年最高
  • 11月は前月比0.6%上昇、12月は2.2%上昇-製造工業生産予測調査

10月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)は、前月比で2カ月ぶりに上昇した。自然災害の影響などを受けて低迷した7-9月期から生産の回復が示された。基調判断は「生産は緩やかな持ち直し」に上方修正した。経済産業省が30日発表した。

キーポイント
  • 前月比2.9%上昇(ブルームバーグ調査の予想中央値は1.2%上昇)の105.9-前月は0.4%低下
  • 出荷は前月比5.4%上昇と2カ月ぶりの前月比上昇となった一方、在庫は同1.4%低下で1年ぶりに前年水準を下回った。在庫率は7.4%低下
  • 製造工業生産予測調査によると、11月は前月比0.6%上昇、12月は2.2%上昇
  • 生産指数は今回10月分から、速報も2010年から15年に基準年を更新
  • 7-9月の基調判断は「生産は緩やかに持ち直しているものの、一部に弱さが見られる」だった

             
  
  

生産の推移

エコノミストの見方

日本総研調査部の安井洋輔主任研究員

  • やはり9月台風で工場の稼働停止があったので、挽回生産でだいぶ盛り上がった。増えているのは電子部品デバイスや乗用車。特に乗用車は10月販売が良かった
  • ここまで強く戻るとは思っていなかった。これだけ強いのは基調ではない。来月は少し減少するとみている。緩やかに持ち直していくのは変わりないが、今回は一時的要因で強く出た
  • 米中貿易摩擦の影響で特に資本財は半導体製造装置などの中国向け輸出がやや弱含んでいるほか、デレバレッジ政策による中国の経済減速の影響が足元で出ている

詳細

  • 業種別では13業種が上昇、2業種が低下
  • 生産上昇への寄与が大きかった業種は、汎用・業務用機械工業、電子部品・デバイス工業、自動車工業。この3業種で鉱工業生産の前月比上昇率2.9%の約半分を占めた-経産省
  • 生産上昇の一部は自然災害の影響で低迷した7-9月期からの反動。この流れは11月もある程度続く見通し-経産省
  • 汎用機械の増加は主に国内向けだが、電子部品・デバイスの増加は中国やインドネシアといった海外の需要が支え-経産省
(詳細とエコノミストの見方に新たなコメントを追加して更新します.)
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