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ソフトバンク上場、仮条件を幅のない「一本値」で設定、日本初

更新日時
  • 株式への需要に対する自信の表れとの見方-アナリスト
  • 調達額は最大2.65兆円、時価総額は7.18兆円の見通し
Signate for Softbank Group Corp

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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
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国内通信サービス会社のソフトバンクは30日、新規株式公開(IPO)時の売り出し価格の仮条件を1500円にすると発表した。想定売り出し価格と同じ。主幹事証券によれば、仮条件を幅のない「一本値」にするのは日本では初めて。株式への需要に対する自信の表れとの見方もある。

  発表によると、仮条件は個人・機関投資家の需要分析や現在の相場環境などを総合的に検討した上で決定した。仮条件を基に計算した資金調達額は最大で2.65兆円、上場時の時価総額は7.18兆円となる見込み。

  米サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、クリス・レーン氏は、一本値で仮条件が示されたことについて「ソフトバンクはかなりの自信があるに違いない」と述べた。

  ソフトバンクは12月19日に東京証券取引所に上場する予定。今後は同3日から7日までの購入希望の申告を受け付けるブックビルディング期間を経て、10日に売り出し価格が決まる。需要動向に応じて追加するオーバーアロットメント分を含めた売り出し株数はおよそ17億6400万株。

SoftBank's Blockbuster IPO Said to Hit Retail Sales Target

証券会社前のIPO広告

Photographer: Keith Bedford/Bloomberg

  事情に詳しい複数の関係者によると、2兆円規模に及ぶ国内個人投資家向けの売り出しにめどがついた。知名度の高さと85%の高配当性向が好感され、これまで株式投資を行っていなかった新規マネーに加え、証券口座にある待機資金が動き始めている。

  親会社のソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は、2006年におよそ2兆円を投じ英ボーダフォン・グループから日本法人を買収し、国内の携帯電話事業に乗り出した。10年余りを経て、資金回収を始める。ソフトバンクGは子会社の上場意義について、世界規模で投資を進める親会社と通信事業の役割と価値を明確に分けることを目指すとしている。

(「一本値」での設定が日本初であることを追記しました.)
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