Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

トランプ大統領、中国と「何かすることで極めて近い」-貿易問題で

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  • 米中当局者は通商対立の停戦に向けて数週間にわたり協議-関係者
  • 12月1日の米中首脳夕食会後に合意の枠組み発表目指す
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

トランプ米大統領は29日、中国と「何かする」ことで極めて近い状況にあると述べた。トランプ氏は12月1日、習近平中国国家主席と会談する予定で、米中貿易戦争の一時休止を取りまとめる可能性について期待感が再び強まった。

  米中当局者はブエノスアイレスで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせて1日に予定される両首脳の夕食会の後に合意を発表できるよう、その枠組みやそれに続く協議の工程表について数週間にわたり作業してきた。

  事情に詳しい複数の関係者によると、米国が中国側の譲歩と引き換えに対中関税の引き上げを遅らせるという「停戦」の可能性が協議の焦点とされる。両首脳はまた、ロス商務長官らが明言しているようなさらなる協議に向けた「枠組み」でも合意する可能性がある。

  双方はさらに、習主席の首席経済顧問である劉鶴副首相による12月半ばのワシントン訪問の可能性も念頭に置いているが、実現するかどうかはブエノスアイレスでの首脳会談の結果次第になるという。

ワシントンで記者団に語るトランプ米大統領(11月29日)

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  トランプ氏は29日、G20首脳会合出席のためブエノスアイレスに向けて出発する前、ホワイトハウスで記者団に対し「中国と何かすることで極めて近い状況にあると思う。だが自分がそれをしたいかは分からない。現時点で、関税などの形で米国に何十億ドルも入ってきているからだ」と述べた。

  さらに、「はっきりとは分からないが、中国は取引を望んでいると思う」とし、「取引する可能性は否定しないが、正直なところ私は現時点での取引が気に入っている」と述べた。それ以上の詳細については語らなかった。

  29日にホワイトハウス当局者の説明を受けた関係者1人の話では、米政権はトランプ大統領が解決を望む主な問題をカバーするような提案を中国側から受け取っていないという。関係者は匿名を条件に語ったもので、トランプ大統領は停戦には合意するかもしれないが、これまでの進展から判断する限り、問題決着の展望ははるかかなたと考えられるとされる。

原題:Trump Hints at China Trade Pact as Truce Progress Reported (1)(抜粋)

(関係者の発言を追加して更新します.)
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