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ECB、イタリアを名指し-不透明感から投資家の信頼失った例として

欧州中央銀行(ECB)は域内の金融安定を脅かすリスクが「より厳しく」なっていると指摘し、政策が不透明だと感じた投資家がいかに急速に政府への信頼感を失うのかを、イタリアを例に説明した。

  ECBは半年に一度の金融安定報告で、債務の持続性や投資ファンドの流動性に関連する懸念はいずれも前回の報告時から強まったと述べた。金融市場での無秩序な調整と銀行の信用供与力という、他の主要リスクはおおむね変わらずとした。

  ECBは「イタリアのソブリン債市場におけるストレスは、不透明感やそれを受けた市場のセンチメント急変がいかに急速に金融の安定性にリスクをもたらすのかを物語る。それらはリスクプレミアムの上昇や公的債務の持続性を巡る懸念の高まりという形で表面化し得る」と報告した。

  ECBはなお、イタリア国債の利回り上昇が他のユーロ圏加盟国にもたらす影響については限定的だと述べた。

  デギンドスECB副総裁は記者会見で、イタリア債の利回りスプレッド縮小は、同国のポピュリスト政権が欧州委員会と妥協点を見いだす用意があるとの兆候に反応したと指摘した。デギンドス氏は「イタリア政府は最終的には合意に達するだろう」と述べた。  

原題:ECB Singles Out Italy as Financial Stability Challenges Rise (1)(抜粋)

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