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米国株は小反落、米中の対立継続を警戒

更新日時
Trading On The Floor Of The NYSE As Tech Spurs Stock Rebound
Photographer: Jordan Sirek/Bloomberg
Trading On The Floor Of The NYSE As Tech Spurs Stock Rebound
Photographer: Jordan Sirek/Bloomberg

29日の米株式相場は4日ぶりに下落。米金融当局の姿勢がハト派寄りに変わりつつあるものの、米中首脳会談を前に貿易問題を巡る懸念が強く、売りが優勢になった。米国債は上昇した。

  S&P500種株価指数は午後に上昇に転じる場面があったが、トランプ米大統領は20カ国・地域(G20)首脳会合で中国との対立を弱めることができないとの思惑が強まり、地合いが悪化した。前日にけん引役となったハイテク株はこの日、下げを主導。10年債利回りが9月以来の低水準付近にとどまったため、銀行株も安い。連邦公開市場委員会(FOMC)会合(11月7-8日開催)の議事要旨によると、当局者らは漸進的な利上げに関してより柔軟なアプローチを採用することを示唆した。

  • 米国株は小反落、貿易巡る米中対立を懸念
  • 米国債は上昇、10年債利回りは3.03%
  • NY原油は反発、ロシアがサウジとの協調減産に意欲
  • NY金先物は小幅続伸、FRB議長のハト派発言を引き続き材料視
  •   S&P500種が前日比0.2%下げて2737.80で終了。ダウ工業株30種平均は27.59ドル(0.1%)安の25338.84ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.3%下落。ニューヨーク時間午後4時40分現在、米国債市場では10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.03%。

      ニューヨーク原油相場は3日ぶりに反発。ロシアがサウジアラビアと協調して供給過剰に対応する意欲を表明したため、買いが入った。ロシアのリャブコフ外務次官はインタビューで、原油相場の予測可能性の向上や落ち着いた値動きを望む考えを示した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は1.16ドル(2.3%)高の1バレル=51.45ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は75セント高の59.51ドルで終えた。

      ニューヨーク金先物相場は小幅続伸。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の前日のハト派発言が引き続き買い材料となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.1%高の1オンス=1230.40ドルで終えた。

      マニュライフ・アセット・マネジメントのグローバル資産配分責任者、ネーサン・ソーフト氏はインタビューで、「G20会合の結果は誰にも分からない」と発言。「楽観主義者は貿易を巡る米中の対立が幾らか和らぐと期待している。悲観主義者は問題解決の方策はないと主張している」と述べた。

    The S&P 500 closed in the red on trade concerns despite dovish Fed talk

    原題:Stocks Decline as Trade Angst Weighs on Sentiment: Markets Wrap(抜粋)
    Oil Advances as Russia Shows Willingness to Join Saudis On Cuts
    PRECIOUS: Gold Set for Monthly Gain as Fed’s Powell Fuels Rally

    (第6段落を追加し、更新します.)
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