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SMBC日興:元社員が上場株式のインサイダー取引で逮捕

更新日時
  • 清水社長は「大変重く受け止めている」と謝罪、調査委を設置
  • 2016年のイトーキの子会社TOBに絡み関与した疑いー報道

三井住友フィナンシャルグループ傘下のSMBC日興証券は29日、元社員が上場企業の株式取引をめぐり、金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで大阪地検に逮捕されたと発表した。

  元社員の逮捕を受け、同証券の清水喜彦社長は同日夕、都内で会見を開き、「元社員の逮捕を大変重く受け止めている」と謝罪。「再発防止策や人事処分をしっかりとやる。その実行には責任を持ちたい」と述べた。弁護士などから成る調査委員会を設置、事実関係を調査し、再発防止策を1カ月程度でまとめる。

  同証券は2012年にも、自社が担当した株式公開買い付け(TOB)案件をめぐるインサイダー取引で元執行役員らが逮捕されている。

  日経新聞電子版によると、今回、大阪地検特捜部が同証券の元社員ら2人を逮捕したのは、事務用品販売のイトーキが16年に子会社ダルトンに対して実施したTOBで、インサイダー取引に関与した疑い。同証券によると、この元社員は15年に入社し、同年8月から17年2月まで投資銀行部門で勤務、同年3月に自己都合で退職したという。同証券はこの案件でファィナンシャルアドバイザーを務めていた。

  ブルームバーグのデータによれば、ダルトン株はイトーキがTOB実施を発表した翌日の16年8月4日に前日比30%のストップ高を付けたが、発表に先立つ7月28、29日の両日にもそれぞれストップ高を記録するなど不自然な値動きが見られた。 

(清水社長の会見内容などを追加して、更新しました.)
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