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パウエルFRB議長、中国金融緩和の道開く-19年には利下げも

  • 国内金融政策の制約が大きく緩和へ-中信証券がリポートで指摘
  • MLF資金コスト引き下げに続き19年4-6月には利下げの可能性

2019年の米利上げ見通しを巡るパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長のハト派的発言で、中国人民銀行(中央銀行)の利下げに対する最大の制約が取り除くかれるだろうと中国の中信証券(CITIC証券)はみている。

  同社の債券調査責任者、明明氏(北京在勤)はリポートで、「米国の追加利上げによる圧力が後退することで、国内金融政策の制約が大きく緩和される」と指摘。「実質的な資金調達コストが上昇する方向にあるため、利下げが予想される」と記した。

Federal Reserve Chairman Jerome Powell Speaks At Economic Club Of New York

パウエルFRB議長

フォトグラファー:Mark Kauzlarich / Bloomberg

  明氏によれば、人民銀は中期貸出制度(MLF)を通じて提供する市中銀行向け資金の借り入れコストを引き下げる公算が大きいほか、19年に入ってからは政策金利を引き下げる可能性もあると分析。1-3月(第1四半期)には春節(旧正月)の大型連休や全国人民代表大会(全人代)があることから、利下げがあるとすれば4-6月(第2四半期)の早い時期になりそうだとしている。

China's 1-year sovereign yield drops below the U.S.

  人民銀は1年物MLF資金の借り入れコストを17年に3回、18年には1回引き上げ現在3.3%としている。一方、政策金利に当たる1年物の基準貸出金利は15年10月以来、4.35%に据え置いている。

原題:Chances China Cuts Rates Seen Rising on More Dovish Fed Outlook(抜粋)

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