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債券は上昇、米利上げ休止が近いとの観測で-超長期債も上昇転換

  • 長期金利は0.08%に低下、新発20年債利回りは再び0.6%割れ
  • パウエル議長発言があらためて買い材料視された公算-JPモルガン

債券相場は上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演内容から従来の市場予想よりも利上げ休止が近いとの思惑が強まり、買いが先行した。日本銀行が国債買い入れオペを減額するとの懸念から軟調だった超長期ゾーンも、午後には米長期金利の低下や円高を受けて上昇に転じた。

  • 長期国債先物12月物の終値は前日比20銭高の151円21銭。一時150円23銭と中心限月で昨年9月以来の高値を付けた
  • 10年物352回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)低い0.08%と、新発債として8月1日以来の水準に低下
  • 20年物166回債利回りは2bp低い0.59%と、新発債として8月以来の低水準

市場関係者の見方

JPモルガン証券の山脇貴史債券為替調査部長

  • 午後に先物主導で相場が上昇したのは、パウエル議長のハト派的と取られた発言があらためて材料視されて米長期金利が時間外取引で低下したためか
  • 月末とあって、年金勢が保有資産の年限を長期化するための買いが入ったとの観測も

背景

  • 米債相場は時間外取引で上昇。米10年債利回りは一時3.01%台前半まで低下
  • 円相場は対ドルで1ドル=113円台前半まで上昇
  • 日銀が30日に公表する来月のオペ運営方針で超長期ゾーンの買い入れ回数を減らすとの観測から、午前中は30年債と40年債の利回りが上昇

2年債入札

  • 最低落札価格は100円46銭5厘と予想をやや上回る、応札倍率は4.66倍と前回から低下
  • SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
    • 入札は順調な結果。2年債は短期国債対比で割安感があり、資金がしみ出てきやすい
  • 備考:2年利付国債の過去の入札結果

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.145%-0.105%0.080%0.590%0.810%0.965%
前日比-1.0bp-1.0bp-1.5bp-2.0bp-1.5bp1.0bp


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