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村田製が3日続伸、21年度の売上高2兆円目標-経営計画

更新日時
  • 主力製品のMLCC需要が車載向け中心に好調
  • 営業利益率は17%以上と前回計画から低下する見込み

前日に中期経営計画を発表した村田製作所 の株価は30日、3日続伸となった。一時前日比2.2%高の1万7260円まで買われた。

  発表によると、2021年度の売上高目標は2兆円(為替前提は1ドル=110円)と会社側の今期(19年3月期)の計画1兆6200億円を上回る。主力製品の一つである積層セラミックコンデンサー(MLCC)の需要が、自動車の安全性能を高める先進運転支援システム(ADAS)など車載向けを中心に強い。

  営業利益率は17%以上と前回計画の20%以上(為替前提115円)から低下する見込み。広報担当の林田貴司氏によると、円高のほか、17年に買収した電池事業の赤字が影響するという。投下資本利益率(ROIC、税引前)は20%以上とする。

Murata Manufacturing Co. Unveils 4th Generation Robot

村田製作所のロボット

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  モルガン・スタンレーMUFG証券の佐藤昌司アナリストは29日のリポートで、ADAS用などMLCCは参入障壁が高く、「村田製作所とTDKの2社でほぼ市場を独占しているとみている。需要拡大が著しいADAS関連においては生産能力の大きい村田が優位であろう」と指摘した。

  MLCCについて井上亨専務執行役員は、過度な値下げが進んでいたため、来年1月から順次価格を引き上げ、春までには値上げを完了する方針を明らかにした。

  村田恒夫会長兼社長は、成長率の高い分野として車載向けに注力しており、「成長領域の大きい車に経営資源を集中しないと乗り遅れる」と述べた。一方、成長が鈍化しているスマホ市場は次世代通信規格「5G」の展開が本格化すれば伸びていくとの見方を示した。

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