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トランプ米大統領:マナフォート被告の恩赦の「可能性排除せず」

  • 恩赦は捜査終了まで検討されないとジュリアーニ弁護士
  • 民主党のウォーナー上院議員は「露骨な権力の乱用」の可能性を指摘

トランプ米大統領は、元選対本部長でマネーロンダリング(資金洗浄)などに関与した罪を認めたポール・マナフォート被告に対し、恩赦を与える可能性を排除しないと語った。同被告は2016年大統領選へのロシアの介入疑惑を巡る捜査への協力を約束したが、モラー特別検察官は偽証があったと批判している。

  トランプ大統領は28日付の米紙ニューヨーク・ポストに掲載されたインタビューで、恩赦の可能性について、具体的に議論したことはないとしながらも、「排除していない」と発言した。

  トランプ氏の弁護士、ルディ・ジュリアーニ氏は、大統領は当面は誰にも恩赦を与えるつもりはないが、捜査終了後に適切と考えればそうする権限を持つと説明。トランプ氏の弁護士らは4月に恩赦のアイデアについて大統領と協議し、捜査継続中はいかなる行動も取らないよう大統領を説得したことを明らかにした。

  トランプ氏と弁護士らは、マナフォート被告に恩赦を検討するかどうかについて、これまではコメントを控えてきたが、姿勢が変化したようだ。モラー特別検察官が26日に裁判所に提出した文書で、マナフォート被告が捜査協力に同意したにもかかわらず、繰り返し偽証しており、司法取引は無効だと主張したことが背景にありそうだ。

  上院情報特別委員会のウォーナー副委員長(民主)は、恩赦の可能性をちらつかせることが、トランプ氏に有利な証言を被告に促したり、不利な証拠の提供を回避させたりすることを意図したものなら、司法妨害や証拠改ざんの企てに当たる可能性があると指摘。「露骨で容認できない権力の乱用になる。恩赦の権限は大統領自身や友人を守るための個人的道具ではない」と述べた。

原題:Trump Says Manafort Pardon ‘Not Off the Table’ as Plea Deal Dies(抜粋)

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