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世界経済、10月の予測より悪化している公算-IMF専務理事

  • 相当なリスクが顕在化し一層の暗雲が垂れ込めつつある時期
  • 最近の関税を反転させ、新たな貿易障壁を回避することが不可欠
Christine Lagarde
Christine Lagarde

Photographer: Justin Chin/Bloomberg

Christine Lagarde

Photographer: Justin Chin/Bloomberg

世界の経済成長は1カ月半前の予想と比べても一段と減速している可能性があり、悪影響の大きい貿易戦争を各国が直ちにやめる必要性を裏付けていると国際通貨基金(IMF)が28日指摘した。

  IMFは世界の成長予測を10月に下方修正したが、週末にブエノスアイレスで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合を控え公表した報告書では、見通しがさらに悪化していることを最近の統計が示唆しているとの分析を示した。

Slipping a Little

The IMF cut its 2018 GDP forecast for the world, euro area and emerging markets

Source: International Monetary Fund's October World Economic Outlook

  ラガルドIMF専務理事は報告書に関連したブログ投稿で、「歴史的な基準に照らせば十分に長い堅調な成長が続いてきたが、今は大きなリスクが顕在化しつつあり、暗雲が垂れ込めつつある時期に直面している」と記した。

  同専務理事は特定国の名指しを避けながらも、最近課せられた輸入関税を解除するよう各国首脳に呼び掛け、「貿易障壁引き上げは関与する全員にとって最終的に自己破壊をもたらすことわれわれは知っている。最近の関税を反転させ、全ての国が新たな貿易障壁を回避することが不可欠だ」と訴えた。

  また、景気が一段と軟化した場合に対応できるよう可能な範囲で支出を削減するよう各国に促し、利上げについて各中央銀行は「漸進的でコミュニケーションを重視し、データに応じた道」を歩む必要があるとも論じた。

原題:Global Economy May Be Slowing More Than Expected, Lagarde Says(抜粋)

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