世界経済は「岐路」と習近平主席-自由貿易か保護主義か

  • 習主席がスペイン議会で演説-週末にトランプ米大統領との会談控え
  • 投資や知財保護などの分野での市場アクセス改善を図る-習主席

トランプ米大統領との首脳会談を週末に控えた中国の習近平国家主席は28日、世界経済が転換点を迎えているとの認識を示した。
 
  欧州・中南米歴訪中の習主席はスペイン議会で演説し、グローバルな貿易体制を支えるための取り組みを続けるかどうか世界が決める必要があると指摘。それに失敗すれば、各国間の新たな障壁につながると述べた。

サンチェス首相と習国家主席(マドリードで、28日)

撮影:Javier Soriano / AFP via Getty Images

  習主席は「経済面でわれわれは岐路に立っている。経済的なグローバル化と自由貿易を続けるかどうか、一国主義や保護主義に訴えるかどうかだ」と発言。「世界を正しい方向に発展させるよう、もっと前向きなエネルギーを傾け、より大きなコンセンサスを形成するため国際社会全体の協調と結束が必要だ」と語った。

  週末にブエノスアイレスで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合に出席する習主席は、現地でトランプ大統領と会談する予定。同大統領は通商関係での条件で中国側と合意できなければ2000億ドル(約22兆7100億円)相当の中国製品に関税を賦課する方針を示している。

China Calls For Spanish Exporters

Exports to China so far make up tiny share of Spain's exports

Source: Spanish Trade Department

  習主席はマドリードでスペインのサンチェス首相と会談し、多数の商業合意などに調印した。両国は共同声明で、「グローバルかつオープンでバランスの取れた」経済へのコミットを表明。スペイン上院での議会演説で習主席は中国の対外開放を進め、投資や知的財産保護などの分野での市場アクセス改善を図ると説明した。

原題:China’s Xi Highlights Economic Crossroads Before Trump Talks (1)(抜粋)

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