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日本株続伸、パウエル発言で米金利の先高観後退ーサービスや機械高い

更新日時
  • 米政策金利は中立レンジをわずかに下回る水準ーパウエルFRB議長
  • 米経済は堅調な成長続くと議長、為替のドル安・円高は重し
Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Shares Rebound
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Shares Rebound
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

29日の東京株式相場は5営業日続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利上げの打ち止めが近いことを示唆し、金利上昇を背景とした景気不安が後退した。サービスや機械、医薬品などが高い。

  • TOPIXの終値は前日比5.81ポイント(0.4%)高の1659.47
  • 日経平均株価は同85円58銭(0.4%)高の2万2262円60銭

  パウエル議長は28日の講演で、政策金利が中立レンジを「わずかに下回る」水準にあるとの見方を示した。米経済は堅調な成長が続くと自身を含めた政策当局者は引き続き予想、漸進的な利上げが経済に及ぼす影響は不確実だとした。利上げ休止期待で米S&P500種株価指数は2.3%高と、3月26日以来の大幅高だった。
FRB議長講演の記事はこちらをご覧ください

  三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストはパウエル議長の発言について、「米国の過度な金利引き上げに対する警戒感が緩み、米国経済が腰折れせずに堅調が続くことが期待される」と述べた。金利の先高観が後退してドルが売られたことで「新興国通貨が下落せず、減速気味な世界景気への不安が薄らいだ」とみていた。

  日経平均は取引開始直後に前日比1.2%高の2万2437円まで上げた。ただ、為替市場で円が次第に強含んだことに伴って、午後に0.3%高まで上げ幅を縮小した。市川氏は「米金利高で買われていたドルが売られ、円高に推移したことが株式相場の重しとなった」と指摘した。ドル・円相場は1ドル=113円20銭台まで円が強含んだ。

9月以来の5連騰
  • 東証33業種ではサービス、石油・石炭製品、医薬品、非鉄金属、機械が上昇率上位
  • 国内長期金利の低下で利ざや改善期待が後退した保険が下落、小売や食料品、パルプ・紙も安い
  • 東証1部の売買代金は2兆5304億円
  • 値上がり銘柄数は1301、値下がり銘柄数は730
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