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米ティファニーの問題は観光客、商品ではない-決算後にCEOが語る

  • 8-10月売上高が市場予想を下回る-株価は約4年ぶり大幅安
  • 米国や香港、韓国で中国人旅行者の支出減響く

高級宝飾品小売りの米ティファニーが28日発表した8-10月(第3四半期)売上高の伸びが市場予想を下回ったことを受け、同社の株価は約4年ぶりの大幅下落となった。経営陣は若い世代向けのブランドてこ入れ策がなお順調に進んでいると訴えている。

  アレッサンドロ・ボリオーロ最高経営責任者(CEO)はインタビューで観光客の支出動向が課題であることを認めた。海外を旅行する中国人は同国の税関検査強化を受けて多額の支出を控えているもようで、欧米の高級ブランドもそれを実感している。10月にフランスのLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンが初めてこうした中国の検査強化を指摘したが、ボリオーロCEOもその影響を確認した。

Alessandro Bogliolo GETTY Sub

ティファニーのアレッサンドロ・ボリオーロCEO

フォトグラファー:Nicholas Hunt / Getty Images

  ボリオーロCEOは「観光はビジネスの重要な部分だ。最大の部分を占めるわけではないが、われわれが対応を迫られるものだ」と語った。ただ問題は商品ではないと主張し、指輪「ティファニー・トゥルー」など最新コレクションの業績には満足していると述べた。為替変動も一つの要因だと語った。

  ティファニーが発表した8-10月期決算では既存店売上高がアジア太平洋を除く全地域で予想を下回った。同社によると、米国や香港、韓国で中国人旅行者の支出が減ったことが成長の足かせになった。幹部らはアナリストとの電話会議で、中国政府による国内消費喚起策の影響で、中国人客が本土外で支出を減らす「明確なパターン」が見られると説明。ティファニー製品への国内支出は8-10月に増加した。

  ボリオーロCEOはこれが他地域の売り上げに響くかもしれないとしながらも、中国では機会を創出することになるとの認識を示した。「中国人観光客向けの販売が鈍ると同時に、中国本土では2桁の伸びでも、さらに力強い2桁の伸びを実現した。これはティファニーが中国人の顧客に関わっていることを示すものだ」と語った。

Tiffany sales missed expectations in most regions last quarter

原題:Tiffany’s Problem Isn’t the Jewelry, It’s the Tourists, CEO Says(抜粋)

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