米FRBが企業債務リスクに懸念表明-初の金融安定報告

パウエル議長

Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg
Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)は、高リスクの社債を投資家がますます許容し、企業の借り入れ依存度が「歴史的に高い」状況下で、米経済に多少のもろさが散見されると指摘した。

  FRBは28日、初の金融安定報告を公表。その中で「レバレッジ比率の高さは歴史的に、景気後退時における深刻な財務の困窮や緊縮と関連性がある」と記し、「こうした財務の問題は、仮に拡大した場合、社債価格の幅広い調整を引き起こす可能性がある」と指摘した。

  貿易摩擦にも言及し、資産価格は「バリュエーションが過去の水準と比べ高いと見受けられる」ため、摩擦悪化の場合にはそれが「極めて大きく」落ち込む恐れがあると警告。特に株価は、企業の業績予想と比較すると「いくぶん高い」との認識を示した。

  このほか、投資家は「リスクテークに対し高い許容度を示しているようだ」とし、レバレッジドローンを特に懸念していることを強調。最もリスクの高い企業が追加債務を最も多く積み上げていることが判明したと記した。

  FRBは、金融安定報告を年2回刊行する見通し。

原題:Fed’s First Stability Report Shows Worry on Risky Corporate Debt(抜粋)

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