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EUが不良債権処分時の資本規則緩和検討、イタリアなど恩恵-関係者

  • EU加盟国と欧州議会関係者が法案策定に近づく
  • EU加盟国財務相が12月4日の次回会合で検討へ

巨額の不良債権の処理に苦戦しているギリシャやイタリアの銀行は、欧州連合(EU)から近く一定の支援を受けることができるかもしれない。

  EU内では、不良債権処分で損失が発生した銀行に対して資本基準のルールを緩和する法案が策定に近づいている。法案が成立すれば、域内最大の1740億ユーロ(約22兆3400億円)に上る不良債権を抱えるイタリアの銀行にとって、大きな追い風になる。

  ブルームバーグニュースが確認した27日付の文書は、「これで貸し出し能力を不当に損なうことなく、銀行が不良資産をバランスシートから一掃することが容易になるはずだ」とし、EU28カ国を代表して法案策定に携わったオーストリア政府と欧州議会関係者が合意した妥協案を提示している。

  現行のルールでは、銀行が不良債権処分で自らのモデルで見込んだ以上の損失が発生する場合、資産リスクを測る上で使用する統計モデルを修正しなければならず、資本を積み増す必要が生じる可能性がある。新規則は不良債権処分に伴う波及的な影響を防ぐ選択肢を、銀行に与えることになる。

  新規則案にはEU加盟国財務相の署名が必要で、財務相らは12月4日の次回会合で議論する見込み。オーストリアが務めるEU理事会議長国の報道官はコメントを控えた。

原題:Italian Banks Burdened With Bad Loans May Get Lift From Brussels(抜粋)

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