「しす本出ます」-日経平均動かすと豪語のデイトレーダーが本 (1)

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Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg
Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg

国内で最も知名度のあるデイトレーダー、cis(しす)氏が12月に書籍を出版する。同氏がツイッターアカウントでつぶやいた。

  本のタイトルは「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」(KADOKAWA)。内容紹介には2018年11月現在で約230億円に上る資産を稼いだ「勝負勘の源泉」を披露するとある。

  @cissan_9984のハンドル名で知られるcis氏はツイッターで、自身の株取引についてつぶやくことで有名。フォロワーは27万人を超え、投稿内容で株価が変動することも。「吸い込まれるように買ってしまった」-。16年の7月12日に任天堂株を購入した際のつぶやきは任天堂株の上げ幅を広げた。短期売買を繰り返す「イナゴ投資家」につぶやき一つで影響力を持つ存在だ。

  書籍出版の理由について同氏はマージャン友達のライターに頼まれたとメッセージで語った。「報酬無し義務無し面倒なこと一切無し」ともコメント。ツイッター上では印税などの報酬は受け取らない考えを示した。数回にわたるインタビューを基にライターが執筆したと説明し、以降本を出版する予定はないとしている。

「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」(KADOKAWA)

KADOKAWA

  ビデオゲームのプレーヤーでパチンコの名手でもある同氏は39歳。出版社のプロフィルによると、大学4年生の00年に300万円で株式投資を始め、2年後にデイトレードを開始。資産6000万円を達成した04年6月に就職先を退職し、専業トレーダーとして活躍している。

  同氏は、2014年のブルームバーグのインタビューで基本姿勢は「売られているものを売る、買われているものを買う」ことだと語っていた。ゲームプレーヤー時代には、画面上で敵をどんどん倒していた。「判断を早くしないといけないとか、ピンチの時こそ、周りを見て冷静にならないといけない」と学んだという。

  株取引のための情報ツールとしてソーシャルメディアが浸透する中、同氏以外にも影響力を持つユーザーは多い。ツイッターの「中の人」が正体不明の岡三マンは相場に影響しそうなニュースをいち早くツイッターでつぶやき、市場を変動させることで知られている。

(更新前記事はイナゴ投資家の説明を訂正済み。過去のインタビューを追加します.)
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