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LIBOR/OISスプレッドに拡大余地、年末50bpも-クレディS

  • 今年前半の拡大のきっかけとなった要因の幾つかが「生き返った」
  • 元米財務省顧問のポズサー氏が27日のリポ-トで指摘

ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)とオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)のスプレッド拡大はまだ始まったばかりのようだ。2017年終盤から5カ月にわたったスプレッド拡大についての分析を基にクレディ・スイス・グループはこうした見方を示した。

  この分析を担当した元米財務省顧問のゾルタン・ポズサー氏は、今年前半の拡大のきっかけとなった要因6つを特定。そのうちの幾つかが「生き返った」と27日の顧客向けリポートに記した。それらの要因によってLIBOR/OISスプレッドが年末までに最大50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)まで拡大する可能性があるという。現在は34bp前後。

  同氏によると、今回の拡大の主因は「グローバルなシステム上重要な銀行(G-SIB)」に指定された米銀に課される資本要件の上乗せと米財務省短期証券の供給増、プライムMMF(マネー・マーケット・ファンド)への資金流入があまりないとみられることだ。

Credit Suisse says Libor-OIS could widen to 50 basis points by year-end

  「G-SIBの資本サーチャージ(上乗せ)と米財務省短期証券の供給、プライムMMFの運用資産が現在から年末までに増えないことが重なって、3カ月物LIBOR/OISを拡大させる公算が大きい」とポズサー氏は論じた。

  LIBOR/OISスプレッドは26日、7月以来の大きさに拡大。今年前半には米財務省短期証券の発行急増と米税制改革に関連したレパトリ(本国への資金還流)懸念を背景に一時、60bpに達していた。

原題:Libor-OIS Has Room to Run If First-Quarter Autopsy Is Any Guide(抜粋)

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