コンテンツにスキップする

ドル・円小幅高、米中首脳会議を週末に控え様子見に-113円台後半

更新日時
  • ドル買い基調継続も、取引値幅は17銭にとどまる
  • 月末のドル資金需要でどこまでドルが上がるか-ANZ

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅高。米中首脳会談を週末に控えて方向感を欠く中、月末に関連した取引が交錯、徐々にドル資金需要がやや優勢となった。

  • ドル・円は午後3時現在、前日比0.1%高の1ドル=113円88銭。値幅は113円73銭から113円90銭と17銭にとどまる
  • ユーロ・ドルは前日比0.1%高の1ユーロ=1.1295ドル、ユーロ・円は同0.1%高の1ユーロ=128円63銭

市場関係者の見方

オーストラリア・ニュージーランド銀行マーケッツ本部の吉利重毅外国為替・コモディティー営業部長

  • 米中首脳会談を控えて方向感が出づらい中で、月末のドル資金需要でどこまでドルが上がるかという相場。一方、東京時間ではドル売り需要もあり上値を抑制
  • 足元ではドルは安全資産かつ高金利で、リスク回避の対象としても資産の対象としても買われやすい
  • 米中首脳会談で何らかの前進があれば、円売り主導で115円を試しに行く展開もありうる。一方、前進がなくてもリスク回避のドル買いから、ドル・円は113円中心のレンジになりやすい

三井住友銀行市場営業部NYトレーディンググループの下村剛グループ長

  • 月末関連のフローがドル買いに向かう中、リスクオン・オフいずれの時間でもドルが全般的に強い。今年春以降、月末にドルが強含む傾向があり、レパトリのドル買いを思わせる動き
  • ドル・円は114円を試す可能性はあるが、114円台の定着は米中首脳会談の結果を見てからになりそう
  • 米中首脳会談は最終的に何が出るか。市場は来年の関税引き上げの可能性をある程度みており、一時休戦的な内容が出た時のポジティブな反応が大きくなりそう
ドル買い基調が続く

背景

  • トランプ米大統領と習近平中国国家主席は、12月1日にブエノスアイレスでの夕食の席で会談する。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は貿易問題で進展が見られなければ追加関税を賦課する用意もあると述べた
  • 中国の劉鶴副首相は27日、ドイツのハンブルクで開かれた会議で経済の開放を推し進めることを約束し、貿易戦争は非生産的だと非難した
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、金融政策は中長期的に見て最適な状態に近づいており、漸進的な利上げは適切だとの認識を示した
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE