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メイ英首相、離脱案修正の動き封じることを断念-採決前の議会審議で

  • 離脱合意案の承認を巡る議会採決は12月11日の午後7時開始
  • 一連の修正を求める動議を議員は自由に提出できるようになる

メイ英首相のチームは欧州連合(EU)が首脳会議で正式決定した英国との離脱合意案を巡り、修正を試みようとする議員の動きを封じることを断念した。当局者1人が匿名を条件に明らかにした。

  EUと首相が合意した離脱協定案と政治宣言案への議会承認を得るための最終的な採決を控えて、政府は下院による離脱条件の修正を阻止するつもりだったが、政治家の反対に直面し、戦術を撤回したと当局者は語った。

  これに伴い、首相提案への一連の修正を求める動議を議員らは自由に提出できるようになり、新たな国民投票やEUとの別の合意案に対する要求がそうした修正に含まれることもあり得る。このため、英EU離脱の今後の方向性に大きな意味を持つことになりかねない決定ということができる。

  12月11日の議会採決を前にメイ首相が議会対策を後退させた事実を見る限り、EUとの離脱合意案の破棄を望む与党保守党内の造反組との闘いに敗れることを首相が承知している様子がうかがえる。

  保守党議員の100人近くが離脱合意案に反対することを既に公言しており、合意案の承認を巡る採決は、12月11日午後7時(日本時間12日午前4時)から開始される。

Theresa May Visits Northern Ireland And Wales In A Bid To Save Her Brexit Deal

英領北アイルランドのベルファストを訪れたメイ英首相(11月27日)

フォトグラファー:Liam McBurney / WPA Pool via Getty Images

原題:U.K.’s May Is Said to Back Down Over Brexit Votes in Parliament(抜粋)

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