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ドイツ銀が上級幹部の入れ替え検討、規制当局担当者退社も

  • マセラットCROと米州部門幹部パトリック氏が去る可能性
  • マセラット氏は内部統制改善などの制約に不満-WSJ
The twin tower skyscraper headquarters of Deutsche Bank AG.
The twin tower skyscraper headquarters of Deutsche Bank AG. Photographer: Alex Kraus/Bloomberg
The twin tower skyscraper headquarters of Deutsche Bank AG.
Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

ドイツ銀行の金融犯罪再発防止策に規制当局が不満を示す中で、同行は当局への対応を担う上級幹部の入れ替えを検討している。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

  関係者はシルビー・マセラット最高規制責任者(CRO)と米州部門を統括するトム・パトリック氏が最終的に同行を去る可能性のある幹部として挙げた。ただ今のところ、何も決定は下されておらず、話し合いが続いているという。議論は部外秘だとして関係者は匿名を条件に明らかにした。

  ドイツ銀の広報担当、ケリー・マクヒュー氏はコメントを控えた。

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シルビー・マセラット氏

写真家:Krisztian Bocsi / Bloomberg

  ドイツ銀は不正行為の再発を防げなかったが、コンプライアンス(法令順守)制度の改善は可能だと主張し、当局の理解を得ようと試みている。だが、ドイツの市場規制当局は9月、マネーロンダリング(資金洗浄)およびテロ資金への対策改善を同行に指示。同行の株価がここ数週間に安値を更新した背景には、デンマークのダンスケ銀行での巨額の資金洗浄疑惑に関与した可能性を巡る懸念もある。

  マセラットCROはフランスの元中央銀行当局者で、3年前にジョン・クライアン最高経営責任者(当時)の下で取締役に昇格した。今年のキム・ハモンズ前最高執行責任者(COO)退任により、マセラットCROは現在、取締役会で唯一の女性メンバー。ハモンズ氏の後任に指名されたフランク・クーンケ氏は内部プロセスやプロジェクトの実行について新たな目線で見直している。

  米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は27日、マセラット氏は退社の準備が必要かもしれないと周囲に打ち明けていたと報じた。同氏は内部統制の改善や当局との関係修復における制約についての不満を一部に漏らしていたという。

原題:Deutsche Bank Said to Mull Shake-Up Amid Regulatory Frustrations(抜粋)

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