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米地区連銀総裁ら、景気に若干の懸念示しつつも楽観的な認識を維持

  • 対中貿易摩擦により農業セクターの痛みは増している-ジョージ総裁
  • シカゴ連銀総裁、より中立的な金融政策に戻ることを望む姿勢を表明

米連邦準備制度の当局者らは27日、米経済に関して若干の懸念をちりばめながらも楽観的な認識を展開した。

  シカゴ連銀のエバンス総裁はニューヨークで開催されたイベントのパネル討論会で、企業は高度に熟練した労働者を見つけにくくなっていると指摘した。同じ討論会でカンザスシティー連銀のジョージ総裁は、対中貿易摩擦により農業セクターの痛みは増していると述べた。

  アトランタ連銀のボスティック総裁は同討論会で、自身の管轄地域は「米経済の縮図」であり、域内の大都市では景気が極めて好調だが、それ以外の地域の一部は苦しい状況だと説明した。

  当局者らが漸進的な利上げの休止を望む意向を示唆することはなく、エバンス総裁はより中立的な金融政策に戻ることを望む姿勢をあらためて表明した。

  これに先立ちクラリダ米連邦準備制度理事会(FRB)副議長は同日、金融政策は中長期的に見て最適な状態に近づいており、漸進的な利上げは適切だとの認識を示した。「経済は金融当局の2大責務と整合する領域に移っており、リスクはより対称的で、現在の利上げサイクルが始まった3年前ほど下向きに傾斜していない」と述べた。

  金融当局者からのこうした発言によって、12月に政策金利が25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げられるとの投資家予想は維持される見通しだ。

原題:Fed Officials Acknowledge Economic Weaknesses Yet Remain Upbeat(抜粋)

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