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11月27日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数続伸、ユーロは下げ-貿易懸念高まる

  27日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。ブルームバーグのドル指数は2週間ぶりの高水準を付けた。この日の米金融当局者の発言は、12月の追加利上げに向けた地ならしと受け止められた。一方、貿易を巡る緊張がリスク選好の動きを抑制した。

  ドル指数は続伸し、一時は11月13日以来の高値を付けた。月末の資金の動きに関する好ましい思惑もドルを支えた。

  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.13ドルの大台を割った。トランプ米政権が輸入車に対し早ければ翌週にも関税を導入する可能性があるとのドイツ誌報道が手掛かり。欧州委員会のマルムストローム委員(通商担当)は米通商代表部(USTR)代表との会談を当面予定していないと、欧州委の報道官が明らかにした。

  ニューヨーク時間午後4時22分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比で0.2%上昇。ドルは対円で0.2%高の113円78銭。ユーロはドルに対して0.3%安の1ユーロ=1.1295ドル。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が当局の漸進的な利上げは適切だとの認識を示したことを受け、米国債利回りは小幅に上昇した。また、セントルイス連銀のブラード総裁は、米経済の回復に生じ得る「ひび」が利上げサイクルにおける当局の政策議論を方向付け始めていると述べたと、ロイター通信が報じた。さらに、シカゴ連銀のエバンス総裁は、当局はより中立的な金融政策に戻る時だとの見方を示した。

欧州時間の取引

  ドル指数は前日末の水準を挟んで上下に振れた後、米中貿易関連の材料が注目されて日中高値に浮上した。ポンドは英国による欧州連合(EU)離脱への懸念が重しとなって下落。一時はドルに対し0.7%安を付けた。
原題:Dollar Rises as Global Trade Concerns Mount: Inside G-10(抜粋)
Dollar Gains on Trade Concerns Before Fed Speakers: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株は続伸、ヘルスケアや小売株に買い

  27日の米株式相場は続伸。米中貿易摩擦が緩和される可能性を巡り思惑が錯綜(さくそう)した。

  ヘルスケア銘柄や生活必需品株を中心に買いが入った。トランプ米大統領は中国の習近平国家主席との貿易を巡る交渉が妥結に至らない場合、中国からの残る全ての輸入品に追加関税を課すと示唆した。一方、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、トランプ大統領は貿易問題での合意の可能性を否定していないと語った。小型株は下落。米国のブラックフライデーの週末の小売り動向ではオンライン販売が増加。主な小売株が上昇した。

  • 米国株は続伸、米中貿易摩擦巡り思惑が錯綜
  • 米国債はほぼ変わらず、10年債利回りは3.06%
  • NY原油は小反落、ドル上昇や供給過剰懸念で-貿易摩擦が再燃
  • NY金先物は3日続落、貿易摩擦の深刻化でドルが上昇
  •   S&P500種が前日比0.3%上げて2682.17で終了。ダウ工業株30種平均は108.49ドル(0.4%)高の24748.73ドルで終えた。ナスダック総合指数はほぼ変わらず。ニューヨーク時間午後4時46分現在、米国債市場では10年債利回りがほぼ横ばいの3.06%。

      ニューヨーク原油相場は小反落。荒い値動きとなったが、ドル上昇や貿易摩擦の再燃を嫌気して売りが優勢になった。石油輸出国機構(OPEC)が講じる次の措置を巡る不透明感も売りを誘った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は7セント(0.1%)安の1バレル=51.56ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は27セント安の60.21ドルで終えた。

      ニューヨーク金先物相場は3日続落。貿易摩擦が深刻化し、ドルが上昇したことが金売りを誘った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.7%安の1オンス=1219.90ドルで終えた。

      フェイスブックやアップル、グーグル親会社アルファベットが下落した一方、ネットフリックスは2%上昇。トランプ大統領が電気自動車(EV)補助金の全額廃止を検討する可能性があることを明らかにしたゼネラル・モーターズ(GM)も安い。ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)は大幅安。同社は3分割する計画を発表した。メーシーズは4.1%高。

      米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、金融政策は中長期的に見て最適な状態に近づいており、漸進的な利上げは適切だとの認識を示した

      VTBキャピタルのグローバル・マクロ・ストラテジスト、ニール・マッキノン氏は「米中貿易摩擦を巡るニュースは一貫性がなく、予想が不可能だ」と発言。「G20会議での会談で合意に至らない、あるいは対立の一時的な解消でさえも実現できないとやや懸念されている」と述べた。
    原題:U.S. Stocks Mixed Amid Trade Talk; Dollar Advances: Markets Wrap(抜粋)
    Crude Sputters as Supply Outlook Darkens and Trade Woes Multiply
    PRECIOUS: Gold Tumbles as Trump Tough Trade Talk Lifts Dollar

    ◎欧州債:イタリア債が下落、政府の予算妥協に不透明感

      27日の欧州債市場ではイタリア債が下落。予算を巡る同国政府の妥協に対する期待が弱まり、不安定な相場展開になる中を売りが優勢になった。貿易戦争への不安後退でドイツ債は上げ幅を縮小した。

    • イタリア債の利回り曲線はフラット化。超長期国債のみ上昇を維持した。サルビーニ副首相は新たな予算文書を欧州連合(EU)に送付するつもりはないと述べたと、ANSA通信が伝えた
      • 10年債のドイツ債とのスプレッドは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して294bp
    • 英政府は12月4日の2024年償還債の入札規模を25億ポンド、6日の49年償還債を17億5000万ポンドと発表
    • ドイツ10年債利回りは2bp下げて0.35%、フランス10年債利回りは1bp低下して0.73%、イタリア10年債利回りは2bp上げて3.29%
    • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

    原題:Italian Bonds Drop, Bunds Pare Gains; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

    (NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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