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【NY外為】ドル指数続伸、ユーロは下げ-貿易懸念高まる

更新日時
  • 米金融当局者の発言、12月利上げに向けた地ならしと市場は受け止め
  • ユーロは0.3%安の1ユーロ=1.1295ドル、自動車関税の可能性警戒

27日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。ブルームバーグのドル指数は2週間ぶりの高水準を付けた。この日の米金融当局者の発言は、12月の追加利上げに向けた地ならしと受け止められた。一方、貿易を巡る緊張がリスク選好の動きを抑制した。

  ドル指数は続伸し、一時は11月13日以来の高値を付けた。月末の資金の動きに関する好ましい思惑もドルを支えた。

  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.13ドルの大台を割った。トランプ米政権が輸入車に対し早ければ翌週にも関税を導入する可能性があるとのドイツ誌報道が手掛かり。欧州委員会のマルムストローム委員(通商担当)は米通商代表部(USTR)代表との会談を当面予定していないと、欧州委の報道官が明らかにした。

  ニューヨーク時間午後4時22分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比で0.2%上昇。ドルは対円で0.2%高の113円78銭。ユーロはドルに対して0.3%安の1ユーロ=1.1295ドル。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が当局の漸進的な利上げは適切だとの認識を示したことを受け、米国債利回りは小幅に上昇した。また、セントルイス連銀のブラード総裁は、米経済の回復に生じ得る「ひび」が利上げサイクルにおける当局の政策議論を方向付け始めていると述べたと、ロイター通信が報じた。さらに、シカゴ連銀のエバンス総裁は、当局はより中立的な金融政策に戻る時だとの見方を示した。

欧州時間の取引

  ドル指数は前日末の水準を挟んで上下に振れた後、米中貿易関連の材料が注目されて日中高値に浮上した。ポンドは英国による欧州連合(EU)離脱への懸念が重しとなって下落。一時はドルに対し0.7%安を付けた。

原題:Dollar Rises as Global Trade Concerns Mount: Inside G-10(抜粋)
Dollar Gains on Trade Concerns Before Fed Speakers: Inside G-10

(第1段落を書き換え、5段落以降を追加して更新します.)
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