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UTXが大幅安、コリンズの見通しの暗さと分割コストを嫌気

米ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)の株価が3年ぶりの大幅安。同社最大の買収完了後のキャッシュフロー見通しが市場予想に及ばなかったことと、会社分割計画に要する費用が失望された。

  230億ドル(約2兆6000億円)を投じたロックウェル・コリンズ買収によってコリンズ・エアロスペース・システムズ部門を立ち上げたが、同部門からのフリーキャッシュフローは来年7億5000万ドルを超える水準にはならないと、27日に発表した。ブルームバーグがまとめた予想平均は13億ドル弱だった。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ダグラス・ロサカー氏は「これは相当大きな違いだ」と指摘。「ロックウェルには明らかに何らかの短期的なキャッシュフローの圧力が掛かっている」と説明した。

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ヘイズCEO

Photographer: Riccardo Savi / Getty Images

  UTXのグレッグ・ヘイズ最高経営責任者(CEO)は26日、エレベーターの「オーチス」部門と空調設備「キャリア」部門のスピンオフ(分離・独立)によって、会社を3つの独立した企業に分割する計画を発表したが、厳しい見通しによって計画は出だしからつまずくことになった。株価は一時6.8%安と、日中取引としては2015年7月以降で最大の下落率となった。

  会社分割は18-24カ月で完了すると見込まれているが、バークレイズは分割に18カ月を要するとみている。同社アナリスト、ジュリアン・ミッチェル氏は所要期間が長くなるほど株価には下落リスクが生じる可能性があるとリポートで分析。直近で会社分割を行った産業株13銘柄で、発表から完了までの間の株価はS&P500種株価指数を4%下回ったと指摘した。

United Technologies Keeps Biggest Seller

Source: United Technologies

*United Technologies unit includes Rockwell Collins; information is based on pro forma 2017 results

原題:United Technologies Sinks on Weak Collins Outlook, Breakup Cost(抜粋)

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