イタリア、19年財政赤字目標を2.2-2.3%に減らす可能性-与党幹部

  • サルビーニ副首相の経済問題相談役がインタビューで発言
  • 最低所得保障と年金改革は引き続きクリスマス前の成立目指す

イタリアのポピュリスト政権は来年の財政赤字見通しで欧州連合(EU)に譲歩し、国内総生産(GDP)の2.2-2.3%に引き下げることを検討している。経済問題でサルビーニ副首相の相談役を務めるシリ議員が明らかにした。ただ、政権は財政負担の大きい福祉・年金改革を引き続きクリスマス前に成立させることを計画している。

  サルビーニ副首相率いる右派政党「同盟」に所属し、政府内の予算協議にも参加するシリ氏はブルームバーグとのインタビューで、貧困層に対する最低所得保障と年金支給開始年齢引き下げの改革実施を政権が遅らせることはないと言明。年金改革で恩恵が及ぶ規模を縮小させることもないと語った。

与党「同盟」のシリ議員

Source: Armando Siri/Facebook

  シリ氏は「予算から一部の投資を除くことで0.1ないし0.2ポイントを回復できるなら、そうするだろう」とし、洪水の被災地域救済のための投資などが含まれると述べた。

  イタリア政府が財政赤字見通しをGDP比2.2%に引き下げるとしても、EUにとっては対応がわずかで遅すぎると映る可能性がある。匿名を条件に語ったイタリア当局者によると、欧州委員会は同国に対して財政赤字を2%以内に抑えた上で、一時的な景気押し上げではなく構造的な改革を求める姿勢を明確にしている。

原題:Italy May Cut Deficit to 2.2-2.3 Percent of GDP, Siri Says (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE