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米インフレ率、本当に当局目標に到達か-SF連銀研究者が疑問提示

  • アダム・シャピロ氏は非景気循環的な要因が物価を押し上げと分析
  • インフレ率がまだ持続可能な形で目標に達していない可能性大きい

米金融当局は最大限の雇用と2%のインフレ目標近辺での物価安定という2つの責務をようやく達成したように見受けられる。しかし、サンフランシスコ連銀の研究者はこのところの物価上昇が持続可能かどうか疑問を投げ掛けた。

  同連銀のアダム・シャピロ氏は26日公表の「エコノミック・レター」で今年の物価上昇について、経済情勢と緊密な関係のあるカテゴリーよりもむしろ、総じて一時的な要因によって価格が左右されるモノやサービスが起因であるとの分析を示した。このため、非景気循環的な物価上昇がこれまでの傾向通りにやがて通常のペースに戻れば、インフレ率は再び当局目標を下回る可能性があるという。

  同連銀のリサーチアドバイザーを務めるシャピロ氏は、「経済動向は過去1年間に強まったものの、シクリカル(景気循環的)なインフレは極めて安定的に推移しており、非常にタイトな労働市場を踏まえると、現時点では予想されるよりも比較的低めとなっている」と記した。

  シャピロ氏の分析では、インフレ高進と鈍化のリスクは均衡していることが示されているが、「インフレ率がまだ持続可能な形では目標に達していない可能性は依然として大きい」という。

Price gains near the Fed's 2% goal might be tough to sustain

原題:San Francisco Fed Questions Whether Inflation Goal Has Been Met(抜粋)

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