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Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
cojp

ドル・円は113円台半ば、トランプ大統領の対中強硬発言が重し

更新日時
  • 対中関税引き上げを予定通り実施する可能性が高いと米大統領
  • ユーロは小じっかり、イタリアの財政赤字目標引き下げに期待

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=113円台半ばで推移。トランプ米大統領の対中関税引き上げ発言を受け、今週末に開かれる予定の米中首脳会談への期待が後退し、上値はやや重かった。

  • 午後3時55分現在のドル・円は前日比ほぼ変わらずの113円53銭。一時113円42銭までじり安
  • ユーロ・ドルはほぼ変わらずの1ユーロ=1.1327ドル。イタリアの財政赤字問題の行方をにらむ展開
米中貿易懸念でドル・円失速

市場関係者の見方

CIBC証券金融商品部の春木康部長

  • 目先的には米中首脳会談をクリアしないと114円台回復難しい。同会談をこなしても、英EU(欧州連合)離脱問題やイタリア予算問題など政治的な不透明感は高いままで、一辺倒でリスクオンにはなりづらい
  • 今週は米連邦準備制度理事会(FRB)高官発言も予定されており、12月の利上げが見込まれている中、株安を受けて利上げに慎重な内容になるかどうかも重要

大和証券の亀岡裕次チーフ為替アナリスト

  • 27日のクラリダFRB副議長、28日のパウエルFRB議長の発言は、恐らく前回同様ハト派な内容となるだろうが、前回に比べればサプライズはない
  • 米中首脳会談を控えてドル・円は大きく動かないと思う。FRB当局者の発言を含めて考えても下は113円近辺だろう

三井住友信託銀行NYマーケットビジネスユニットの矢萩一樹調査役

  • 米中首脳会談については個人的には期待できない。今の段階でどう織り込むかは難しく、ヘッドラインで上下する展開だろう

背景

  • トランプ大統領は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、中国からの輸入品2000億ドル相当への関税率引き上げを予定通り実施する可能性が高いと発言
  • クラリダFRB副議長は27日にニューヨークで講演する。同副議長は16日のCNBCとのインタビューで、世界経済が減速しつつあることを示す一定の兆候があると発言
  • 26日のニューヨーク市場では米国株の大幅反発や米金利上昇を受け、113円65銭と16日以来の水準までドル高・円安が進行
  • イタリア紙メッサジェロは、イタリアの財政赤字目標が2.4%から2.2%に引き下げられることがほぼ確実と報道
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