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最も正確に株価予測した男、来年も弱気-収益不況の確率50%超とみる

  • 企業利益の悪化に伴う収益不況リスクをウィルソン氏は警告
  • 米連邦準備制度が来年6月に利上げを休止すると同氏は予想

ウォール街有数の株式弱気派として知られる米銀モルガン・スタンレーの米国株チーフストラテジスト、マイク・ウィルソン氏は、今年について予測の正しさが既に立証されたが、2019年についても同じような展望を持っている。

Morgan Stanley & Co. Chief US Equity Strategist Mike Wilson Interview

マイク・ウィルソン氏

写真家:Christopher Goodney / Bloomberg

  ウィルソン氏は、S&P500種株価指数が年末時点で現在の水準を約3%上回る2750になると予想し、来年末も同じ水準で取引を終えるとみている。今年も残すところ5週間となったが、同氏の見通しは全ての予測の中で群を抜いて現状に最も近い。

  同氏は今年、金利が上昇し、グローバル経済が同時成長といえない状況となる中で、金融資産が一連の打撃を被る「弱気相場の進行」をはっきり見通した。実際のところ、新興国市場の混乱に続き米株がハイテク主導で値崩れし、クレジット市場にも売りが波及しており、まさに予想通りの展開となった。

  減税の好影響が徐々に失われ、グローバル経済の成長が鈍化するのに伴い、S&P500種構成企業の増益率が今年の23%から19年には4.3%に鈍化するという見通しが、ウィルソン氏の慎重な見方を支えている。S&P500種構成企業の1株利益の伸びが2四半期連続で前年同期比マイナスになる確率が50%を超えると同氏は考えている。

  ウィルソン氏は、米連邦準備制度が来年6月に利上げを休止し、それが企業利益悪化の状況緩和に役立つとみており、S&P500種構成企業の株価収益率(PER)が昨年のピークから18%低下し、10月時点で15倍程度となったことも株式相場を支えるとしている。

Morgan Stanley sees S&P 500 ending next year at 2,750

原題:Analyst Who Nailed 2018 Has Same S&P 500 Forecast for 2019 (1)(抜粋)

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