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日本株は3日続伸、米年末商戦期待や為替安定-輸出など景気敏感高い

更新日時
  • 米サイバーマンデーのオンライン販売額、79億ドルに達する公算
  • 円は1ドル=113円台半ばに弱含み、指数の3日続伸は約2カ月ぶり
Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Shares Rebound
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Shares Rebound
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

27日の東京株式相場は約2カ月ぶりに3日続伸した。米国の年末商戦への期待が強まったことや為替相場の円安定からソニーなど電機や自動車株が買われた。海運や非鉄金属など景気敏感株、保険や銀行など金融株も高い。

  • TOPIXの終値は前日比11.96ポイント(0.7%)高の1644.16
  • 日経平均株価は同140円40銭(0.6%)高の2万1952円40銭

  26日の「サイバーマンデー」のオンラインショッピングは79億ドルに達する見通しで、米国での1日のネット通販の金額として過去最高になる。アドビが米東部時間午後7時(日本時間27日午前9時)時点で前年比19.7%増などと電子メールで資料を配布した。きょうのドル・円相場は1ドル=113円台半ばと、前日の日本株終値時点の113円20銭からやや円安に振れた。

  大和住銀投信投資顧問の門司総一郎シニア・エコノミストは「トランプ米大統領の発言などから、貿易戦争のピークは10月のペンス副大統領の演説あたりだったのではないか。景気への影響も事前予想ほど大きくなっていない」と指摘。米国の年末商戦は「予想通り良好で、景気が悪くなっていないことのエビデンスになる」と付け加えた。

10月2日以来の3日続伸に

  午前に日経平均株価が前日終値に接近する場面があったが、米S&P500種Eミニ先物が下げ渋るとともに値を上げ、10月2日以来の3日続伸で終了した。「投機筋が下にトレンドを出そうとしても追随する向きが少なくなっている。需給面からも売りはいったん出尽くした感がある」と、大和住銀投信の門司氏は評価する。

  みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は「きのうの米国株が10月下旬の安値に対する二番底を形成する動きだったことと、為替の円安がプラスに働いている」とする一方で、「日米株は米中貿易問題への政策催促とバリュエーションのせめぎ合いの状況にある」と指摘した。20カ国・地域(G20)首脳会議に際した米中首脳会談後も貿易問題に関する不透明感は払しょくできず、そうしたせめぎ合いの均衡が大きく崩れるのは、日程面などから「来年1月ごろ」の可能性があると言う。

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  • 下落は医薬品や繊維製品
  • 東証1部売買代金は2兆3149億円
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