EUとの合意案、英議会が12月11日に採決-離脱に向けた重要局面

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  • EU首脳会議で正式決定した離脱協定案と政治宣言案の承認目指す
  • 受け入れか無秩序な離脱かを英議会が選択する局面が訪れる

メイ首相

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

欧州連合(EU)が臨時首脳会議で正式決定した英国との離脱協定案と政治宣言案を巡り、英議会の承認を得るための採決が12月11日に実施されることが決まった。

  EUとメイ首相が合意したものの、国内で各方面から反対の多い離脱条件を受け入れるか、合意を締結しないまま無秩序な離脱に向かうか、英議会が選択する決定的に重要な局面が訪れる。

  メイ首相は26日、2週間後に下院が判断を下すことを期待して待つと発言。それに先立ち2時間余り行われた議会審議は、あらゆる方面から批判一色となり、支持する声はほとんど聞かれなかった。首相は議会に対し「われわれはこの合意案を支持し、国民投票の結果を実行に移し、全ての国民のために機会と繁栄のより明るい将来を築く方向に動くことができる。さもなければ下院はこの合意を拒絶し、振り出しに戻すこともできる」と訴えた。

  首相はさらに「この合意案が議会を通過しない場合に何が起きるか誰にも分からない。あらゆるリスクを伴う不確実性と分断の拡大に道を開くことになるだろう」と述べた。

  メイ首相は自らの仕事がいかに困難なものになるか思い知らされている。一連の与党保守党議員らが首相の合意案を支持しないと警告する状況では、議会で自動的に過半数の支持を確保することは期待できず、得られるものなら1票でも多くの支持が必要だ。首相は合意案への支持を呼び掛ける全国キャンペーンを開始し、全英各地での遊説に向けて出発する。

原題:Date Set for May’s Brexit Showdown With Hostile Parliament(抜粋)

(メイ首相の議会向けステートメントの内容を追加して更新します.)
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