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超長期債が上昇、40年債入札順調で買い優勢ー株高やオペ減額観測重し

更新日時
  • 大きな構図は世界経済の減速、金利低下基調続くーパインブリッジ
  • 40年入札はショートカバー需要で順調ーSMBC日興

債券市場では超長期債相場が上昇。この日の40年債入札が順調な結果となり、40年ゾーンを中心に買いが入った。半面、株式相場の堅調推移や日本銀行の国債買い入れオペ減額への警戒感が先物相場の重しとなった。

  • 新発40年物11回債利回りは0.96%と、日本相互証券の前日午後3時の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低下、9月11日以来の低水準
  • 新発20年債利回り0.595%、新発30年債利回り0.81%と、ともに取引ベースで3カ月ぶり低水準
  • 長期国債先物12月物は横ばいの151円13銭で終了。午後に151円08銭まで下落した後、引けにかけて持ち直す

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 債券市場を取り巻くファンダメンタルズの大きな構図は世界経済の減速、30年債や40年債を中心に金利低下基調が続く
  • オペ減額を意識して超長期債を買っていなかった向きが多く、日銀が減額した瞬間は売られるが、その後はじわじわと買いが入って金利低下へ

  
SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 40年入札はこれまでに投資家の買いが入っていた故のショートカバー需要で順調。カバーを終えれば週末のイベントに向けて様子見
  • リスクオフ的な環境や期待インフレ低下から金利低下リスクがあるが、米中首脳会談や日銀オペ運営方針も見極める姿勢。20年債利回り0.6%割れに抵抗感
20年、30年、40年債利回り推移

背景

  • 40年債入札
    • 最高落札利回りは0.940%と、市場予想の0.945%を下回る強い結果
    • 応札倍率は3.85倍と、前回の3.24倍から上昇
    • パインブリッジの松川氏
      • 応札倍率が3倍台後半になるなど思ったより強い結果。投資家の買いを受けて業者のポジションがショートだったのが大きかった
    • 日本債券:40年利付国債の過去の入札結果 (表)
  • 27日の日経平均株価は0.6%高の2万1952円40銭で終了。一時は約2週間ぶりに2万2000円台に乗せる場面

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.145%-0.105%0.090%0.595%0.810%0.960%
前日比 横ばい+0.5bp+0.5bp 横ばい 横ばい-0.5bp
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