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血液製剤の世界的メーカーが触手-献血ルール厳しい中国で需要増

更新日時
  • スペインのグリフォルスや豪CSLが中国で競い合う
  • 肝疾患治療に使われるヒト血清アルブミンの需要が膨らんでいる

血液製剤の需要が急増している中国に免疫グロブリンで世界一のメーカー、スペインのグリフォルスなどこの分野をリードする海外勢が触手を伸ばしている。
 
  バルセロナに本社を置くグリフォルスは上海莱士血液製品への出資に向け交渉中だ。両社が22日の資料でそれぞれ発表した。グリフォルスは約50億ドル(約5660億円)と評価されている米子会社グリフォルス・ダイアグノスティック・ソリューションズと上海莱士を統合する方針だ。

  献血に関し厳しいルールを課している中国では、血液製剤の供給が限られ、肝疾患治療に使われるヒト血清アルブミンの需要が膨らんでいる。グリフォルスは中国の血液製剤メーカー、博雅生物製薬集団に5000万ユーロ(約64億円)を投資し、中国で血漿(けっしょう)収集センターを設ける取り決めにも5月に調印した。

  グリフォルスと競合するオーストラリアのCSLは昨年、中国で血漿収集センターを運営している武漢中原瑞徳生物製品の株式過半数取得で3億5200万ドルを支払っている。CSLはその後、残りの株式を1億200万ドルで取得した。

  中国はアルブミンを除く大半の血液製剤の輸入を認めていない。国泰君安証券の製薬業界担当アナリスト、ヤン・スォン氏(北京在勤)は「外国の血液製剤メーカーは中国を戦略的市場と見なしている」と指摘した。

原題:China Blood Boom Triggers Buying Binge by Top Global Producers、Blood Giants Grifols, Shanghai RAAS in $5 Billion Deal Talk (1) (抜粋)

(最終段落にアナリストのコメントを追加して更新します.)
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